巧みなボール捌きで、攻撃にアクセントを加えた柏木。シンガポール戦に続いて、アピールに成功した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ワールドカップ・アジア2次予選の日本対カンボジアは11月17日、カンボジアのプノンペン・オリンピックスタジアムで行なわれ、日本が2-0で勝利した。
 
 後半の頭から出場した柏木、86分からピッチに立った南野のコメントをお届けする。

●柏木陽介(浦和/MF)
 
――前半はかなり苦しそうに見えたが、ベンチで見ていてどうだったか?
 
「どういうプレーがいいのかっていう話はみんなとしていて、そのなかで裏が有効的じゃないかとは感じていました。ピッチ状態が悪くてパスの出し入れがなかなか難しい状況だったし、裏を狙ったあとのセカンドボールを拾っていくのもアリなんじゃないかと。それから、正直なパスが多かったのでノールックでパスを入れることで相手の逆を突けるじゃないかと。それが上手くハマりましたね」
 
――ボール扱いに苦戦する選手が多く見受けられたなか、良く対応できていたように思うが?
 
「それでも2、3回ミスはあった。そういうところはなくしていきたい。皆が悪かったというよりは、前半は難しいゲームだった。もし自分が前半に出ていたら上手くいってなかったかもしれないし、前半に出場した選手を責めるべきではない。前半があったからこそ、自分のプレーも活きてきたっていうところもありましたからね」
 
――前半苦戦していた要因はなんだと思いますか?
 
「相手がブロックを作っていたところ。それから、意外と高い位置まで出てきた部分もあったのかなとも思う。横にパスはつなげていたけど、次がないっていう状況だったので厳しかった」
 
――攻撃が単調だった?
 
「ボール受けてリズムを作りたい選手も結局、下がるだけになって、オカ(岡崎)が孤立するっていうところがあったと思う」
 
――今回の2試合では、貢献できた手応えがあったんじゃない?
 
「このレベルだったらできて当たり前だと思っているし、ある程度できるっていう自信はあった。前回もそうだけど、前半に相手の出方を見たうえで、上手くプレーできたとも思っているから、正直運が良かったと思っている。試合に出られる準備ができていたという意味では、多少貢献できたかとは思っています。今後もこのパフォーマンスを続けていきたいですね」
――クラブに戻って磨いていくべきものは?
 
「個人的にはオリンピック代表もありますし、またチームに帰ってしっかり結果を残してレベルアップして行きたいと思います」
 
――もう少し時間が欲しかったと思うところはある?
 
「そうですね。ただ、チャンスは貰っているわけですから、そこでしっかり決めれば文句はないでしょうからね。ボールは触っているわけですし。時間が短かったことより、そのなかでもっとできたんじゃないかという後悔のほうが強いですね」
 
――良い形で抜け出して、撃ち切れなかったシーンがありましたけど。
 
「相手の戻りが早かったですし、ワンタッチでニアに上げても良かったかなとは思いますけど」
 
――シュートまでいきたかった?
 
「そうですね。しっかり枠に撃てるようにしたいと思います」
 
――今回の予選を通じて、あらためてなにか感じたことはありますか?
 
「こういう難しい環境でプレーできたのは、アジアを戦っていくなかで自分にとっては貴重な経験になったと思うし、しっかりチャンスで結果を残していけるようにしていければいいかなと思います」
 
――結果を残すという意味で、自分に足りないと思う部分をひとつ挙げるとすれば?
 
「これがっていうよりは、世界では同世代の選手でレベルが高い選手もいますから、そういう意味ではこれっていうよりは、すべてのレベルを上げていかないと次のステップにはいけないと思います」