4-3-3のCBでフル出場した槙野(20番)。パスミスをはじめ、1対1の守備でも相手に翻弄される場面が目に付いた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 ワールドカップ・アジア2次予選の日本対カンボジアは11月17日、カンボジアのプノンペン・オリンピックスタジアムで行なわれ、日本が2-0で勝利した。
 
 吉田とCBでコンビを組み、フル出場した槙野のコメントをお届けする。
 
●槙野智章(浦和/DF)
 
――結構難しい試合でしたね。
 
「そうですね、90分通して良いゲームをしたかったというのが本音です。前半は苦しみましたけど、後半は良い修正をして、ゴールも生まれました。納得の行くゲームではなかったけど、収穫はあったと思います」
 
――カウンター対策をしっかりすると言っていましたが、何回か危ないシーンがありました。
 
「相手が前半は走れていたし、(日本のボールの)失い方も良くなかったです。何度かカウンターを食らいましたけど、リスクマネジメントだったり、結果的に(失点を)ゼロで終えたのは良かった。もう少しチーム全体を落ち着かせて、後ろからオーガナイズしないといけないのかなと思いますね」
 
――序盤は前に運ぶ意識が高かったと思いますが、一本パスミスがあってからはリスクを負わずにプレーしていた印象を受けました。なにか意識していましたか?
 
「始まる前から、後ろからの攻撃参加を求められていました。一回カウンターを食らいましたけど、そこで止めるのではなくて、もう一度、幅と深みっていうところを出して、相手を動かすことを心がけてやってました。前半があったからこそ、後半はああやって(スペースが)開いてきたこともありますし、どこかでリスクを負わないといけないと思います。ただ、失い方のところは注意しないといけないと思います」
 
――ハーフタイムに本田選手と話していましたが、どんなことを話していましたか?
 
「裏のスペースを突いていきたいという話はしていました。(ピッチの中で)やっている僕らと(ピッチの)外から見てる選手の意見交換という意味でも良かったと思います」
 
――結構、本田選手が激しく言っていたので、必死さが伝わりました。
 
「アウェーの難しさと人工芝の難しさももちろんあると思いますけど、そういう状況でも結果だけじゃなくて、内容のところもしっかりと出していかないといけない」
 
――カンボジアの9番は強くて、速い選手で、止めるのが大変そうでした。結構やる相手でしたか?
 
「(カンボジアの9番は)『思ったよりはやるな』という印象です。(失点を)ゼロで抑えたことは良かったと思いますけど、もう少し相手を潰すことだとか、自由にさせないことをしないといけなかった」
 
――柏木選手が入って、流れが変わりました。槙野選手から見て、柏木選手はこのチームで生き残りそうな手応えは感じますか?
 
「タイプ的にいないのでね。(遠藤)航もそうだし、(山口)蛍だったり、長谷部さんだったりとか、パスを出すところ(が特徴の選手)っていうのは、なかなか(いない)。今回は(柴崎)岳がいないので、引き出し役とパス出し役という、彼の持っているものはこのチームに必要だと思います。後半(柏木)陽介が入って流れが変わったと思いますし、良かったと思います」
 
――今日の試合が今年最後の代表戦ということで『良い締めくくりをしたい』と言っていましたが、不満も残りましたか?
 
「そうですね。結果もそうですし、内容でも圧倒したいと思って臨みましたけど、90分通して、自分たちがイニシアチブを握ることと、ゴール数をもっと増やしていくということが、今日のテーマでもありました。それがなかなかできなかった。ただ、今日満足してない選手がいるということは、チームの成長にもつながると思います。これで満足している選手はいないと思いますし、個人的にもやることはたくさんあると思います」