「何とか最後に…」藤春がピンポイントクロスで代表初アシスト

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[11.17 W杯アジア2次予選 カンボジア0-2日本 プノンペン]

 約3か月ぶりの代表戦でうれしい初アシストだ。8月2日の東アジア杯・北朝鮮戦(1-2)以来の出場となったDF藤春廣輝(G大阪)が左サイドバックでフル出場。1-0で迎えた後半45分、左サイドからのピンポイントクロスでFW本田圭佑の追加点をアシストした。

「最後は相手も疲れていて、(サイドに)一人しかいなかった。いいボールを上げられたし、(本田)圭佑くんがいいところに入ってくれて、合わせるだけだった」

 両チームの選手に疲労の色が濃く見え始めた試合終了間際。最後まで運動量を落とさず、左サイドを駆け上がった藤春のクロスに本田がニアで合わせ、ダメ押しヘッドを突き刺した。

 前半アディショナルタイムには初ゴールのチャンスもあった。MF香川真司が右サイドからクロスを上げると、逆サイドから走り込んだ藤春が左足ボレー。決定的な場面だったが、惜しくも左ポストを直撃した。

「(香川)真司からも『あそこを狙っていけ』と言われていたし、狙いどおり入っていけたけど、決めるところで決めないと、こういう展開になる」。前半はまさかのスコアレス。後半2分にはFW岡崎慎司のPK失敗もあった。後半6分にオウンゴールで先制。後半45分にようやく追加点が生まれた。

「何とか最後に(本田)圭佑くんにアシストできて良かった。アウェーで厳しくなるとは思っていた。何よりも勝てたことが良かったし、失点せずに終われて良かった」。年内最終戦を勝利で締めくくったハリルジャパン。藤春自身、最後の最後でアピールに成功し、その表情には安堵の笑みが浮かんだ。

(取材・文 西山紘平)


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