多部未華子が滞在24時間の弾丸シドニー、主演作プレミアで英語挨拶。

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女優の多部未華子(26歳)と、俳優で映画監督の田口トモロヲ(57歳)が、豪シドニーで行われた映画「ピース オブ ケイク」インターナショナルプレミア上映の舞台挨拶に登壇した。

この日、上映を心待ちにする観客を前に、まずはそれぞれ英語で挨拶を披露。多部は「こんにちは。多部未華子です。この映画祭に参加できて嬉しいです。是非映画を楽しんで頂きたいです」、田口監督は「ハ〜イ、シドニー!!ようこそ、私! 田口トモロヲです。日本の俳優・監督です。どうか、どうか、どうかこの映画を楽しんで下さい。ありがとうございます」と、高いテンションで観客に呼びかけた。

また、映画の上映後には質疑応答も実施。その内容は次の通り。

質問:志乃というキャラクターについて

多部:原作の漫画を読んだ時に凄く志乃に共感して「是非演じてみたい」と思いお引き受けした役だったので、気持ちを理解できない、といった事は全く無かったです。女性は男性との出会いで凄く変わると思うので、志乃ちゃんの気持ちの変化や、恋愛をすることで仕事も頑張れる、といった心の変化も共感できて、役作りも苦労しませんでした。

質問:俳優でありながら監督をやる事への思いや、監督をやることになったきっかけは?

田口:監督業には元々興味がありました。役者として作品に参加した時に監督をしていたのが、すごく個性的で才能のある方々だったので、逆にそういう方々を見てきた分、「自分なりに何ができるのか」「自分の思いはどこにあるのか」と模索しながら3本撮ってきた感じです。1作目の『アイデン&ティティ』は原作者と以前から親しかったんです。当時、映画化の話が一度無くなりかけていて、「ならば俺が監督をやる」と言ったのがきっかけでしたね。

質問:劇中に出てきたような「風が吹いた瞬間」はありますか?(劇中で多部未華子演じる志乃が、綾野剛演じる京志郎に初めて出会い、恋に落ちた瞬間)

田口:僕の場合は……風というより嵐ですね。土砂降りです(笑)。これまでそういう事の連続だった気がします。

多部:風が吹いた瞬間……いつだろう。思いつかないということは、たぶんまだ無いという事なのかもしれません(笑)。

質問:撮影中のエピソードは?

多部:熱海旅行のシーンは、実際も泊りがけで撮影に行きました。その夜、初めてスタッフさんや共演者の皆さんとお酒を飲んだのですが、みんなで沢山飲んで、また一つ皆が仲良くなれた日だったと思います。

質問:撮影する上で難しかったことは?

田口:技術的に難しかった事は特に無いですね。敢えて言うなら、お金がもっとあれば良かったな、という点でしょうか(笑)。

質問:シドニーの印象は?

田口:オペラハウスのバーに行ったら、カモメが食べ物を狙って飛んでくるのを、まるで蚊をよけるかのようにして、気にせずそのまま食事を続けていて驚きましたね。動物と共生していくような感じが素敵だな、と思いました。

多部:初めてシドニーに来ました。24時間ほどの滞在ですが、既にスーツケースに入りきらないほどの買い物をしました。魅力的な物が沢山ありますね。監督やスタッフさんと食べたシーフードも凄く美味しかったです。

観客からは、「劇中のバスタブが凄く小さかったんですが、あれは本物のバスタブですか?」と海外ならではの質問が挙がったほか、最近一番驚いた事を聞かれた田口監督が「このシドニーの映画祭に呼ばれた事」とユーモア溢れる回答で会場を笑わせたりと、終始暖かい空気に包まれたインターナショナルプレミア上映となった。