スタメン変更を示唆したハリルホジッチ監督。シンガポール戦でベンチを温めた藤春(写真)や南野らにチャンスが与えられるかもしれない。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 カンボジア戦を翌日に控える11月16日、日本代表のハリルホジッチ監督が公式会見に臨んだ。会見の全文は以下のとおり。
 
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「今年最後の試合になりますが、シンガポール戦と同じように勝利して、今シーズンを終えたいと思っています。ただ、カンボジアを過小評価してはいません。彼らはクオリティがあり、モチベーションも高い。この試合に関して、選手にはしっかり集中して丁寧にやってほしい、そして勝利を手に入れようと伝えています」
 
――勝利はもちろんですが、その他になにを目的として戦うのでしょうか。前回のシンガポール戦からメンバー変更はありますか? また、新たな戦術を試す可能性は?
 
「我々の目的は常に一緒で、すべての計画を前に進めることです。それは攻守に渡ってですね。選手も何人か変更する予定です。ただ、我々のチームには、制約はありません。最も良いパフォーマンスの選手が出ます。
 
 来年はまた少し違う方法を考えていますが、今の段階では、たくさんの選手にプレーさせたい。彼らが表現する機会を与えてあげたいなと思っています。もちろんリスクがあることも分かっていますが、すべての選手に私は信頼を置いています。このチームは11人だけではありません。私にとっては23人がチームです」
 
――グラウンドコンディションと気候については?
 
「人工芝のグラウンドですね。もちろん、選手が慣れている天然芝のほうが好ましかったですが、私が変えることはできません。ただ、人工芝でやることは分かっていましたし、少し暑いのも分かって来ています。早く適応して我々の仕事をするだけです」
 
――シンガポール戦は、サイドと中央を効果的に使い分けて3点を取りました。カンボジアは、もしかしたらもっと引いてくるのかもしれませんが、攻略のイメージを教えてください。
 
「カンボジアがどのようにプレーするのかは、ほぼ分かっているつもりです。日本で対戦した時から、大きな変更をしてくるとは思えません。かなり低い位置で守備をしてくると思います。ただ、我々はどのように崩すべきか分かっていますし、選手にもすでに話しました。いくつかの点で、選手たちに強調したこともあります。
 
 攻撃面では、ゴール前でしっかりリアリストになることが大事です。勇気を持って、もっとアグレッシブにトライしつつ、最後のラストパスやシュートを冷静にという話をしました。
 
 また、守備の際には、カウンターアタックに注意してほしいと言いました。カンボジアは、ボールを奪った後に2、3人の選手が、かなりスピードを持ってカウンターアタックを仕掛けてきます。FWの選手は力強さがありますし、フリックもリターンパスもできます。
 
 彼を含めて前線の数人の選手がかなり速く攻撃参加くるので、しっかり注意しなければ、点を与えてしまうでしょう」
――シンガポール戦後に改善したポイントは?
 
「まず(シンガポール戦に出場した)グループはしっかり休憩させ、他のグループは少しトレーニングをしました。移動の疲労を抜き、気候に慣れる必要がありますからね。何人かしっかり疲労回復しなければいけない選手もいましたが、彼らには映像を通して、シンガポール戦での我々の良かった点、それからなにを向上しなければいけないかを説明しました。
 
 シンガポール戦の前半は強豪国と同じようなプレーを見せてくれましたが、継続性はまだ足りません。また、ビッグチャンスもたくさん作りましたが、ゴールを決め切るところはまだまだ向上できるなと。ただ、ここまで多くのチャンスを作ってきたので、我々の攻撃パターンは、かなり豊富なのではないかとも思っています」