妊娠期の季節もその後に関係? イギリスのデータから見た研究結果。

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6〜8月に生まれた子どもは、12〜2月に生まれた子どもよりも出生時体重が重く、その後の伸長も高くなる傾向がある――そんな驚きの研究結果が、英ケンブリッジ大学の研究者らによって発表された。

研究は、英国民45万人以上が参加し、基本的な身体データから健康状態、細胞や血液、DNAまで記録している大規模なデータ「UK Biobank」を利用。誕生月と出生時体重、成人期の身長、BMI(体重を身長の2乗で割って算出する肥満度)、女性の場合は初経年齢の関係を分析した。

その結果、夏季にあたる6〜8月生まれの人は、冬季にあたる12〜1月生まれの人に比べ、出生時体重が23%重く、成人期の身長が9%高い傾向にあった。さらに、女性では夏生まれのほうが初経年齢が遅い傾向にあったという。

こうした差は夏生まれと冬生まれの間に見られ、春、秋生まれとの間には見られなかった。

研究者らは今回の結果について、夏生まれの人は、母親が妊娠中期(13〜24週目)により多くの日光を浴び、胎児の受けるビタミンD量が増大したためではないかとコメント。また、「特定の誕生月と健康状態に因果関係があることを示すものではない」としている。

発表はオープンアクセスの医学誌「Heliyon」に、2015年10月12日掲載された。

参考論文
Season of birth is associated with birth weight, pubertal timing, adult body size and educational attainment: a UK Biobank study.
DOI: 10.1016/j.heliyon.2015.e00031

(Aging Style)