ドルトムントより高い位置でのプレーを歓迎する香川「周りを生かし、自分も生きる」

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 引き気味でボールを受けることもあるドルトムントに比べ、ハリルジャパンではより高い位置でのプレーを求められているMF香川真司が、17日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦では多くのチャンスに絡んでいくことを誓った。

 1時間あまりの非公開練習を終えた背番号10は、意欲的にこう言った。

「チームと代表では、役割も求められることも違うが、どっちにしろ僕は攻撃の選手。攻撃で結果を求められていると思うし、代表ではより高い位置でプレーすることが多いので、そこでボールをどんどん受けて、周りを生かしながら、そして自分も生きていかなければいけない」

 12日のシンガポール戦(3-0)とはかなりメンバーが変わりそうな構成で非公開練習を行ったことも、香川に刺激を与えた。平成生まれの選手として初めて日本代表に選ばれ、代表デビューを飾ったのは19歳だった08年5月24日のコートジボワール戦。あれから7年半が過ぎ、今では若い選手を引っ張っていく立場にもなっている。

「この時期はいろいろ試していくべきだと思うし、逆にいろいろな選手が出て勝たないといけないと思う。次はメンバーが変わると思うので、その中でしっかり勝ち切れるようにしていきたい」

 引いた相手に対する攻略法は残りのトレーニングの中でさらに磨き上げていきたいと考えているようだ。

「カンボジアは11人くらいで守ってくるから、僕たちも人数をかけて、ゴール前に進んでいかなければいけない。コンビネーションや距離感はこの前の試合(シンガポール戦)より上げていかないといけない」

 ドルトムントでは人工芝での試合で得点も決めているが、香川自身は人工芝が得意というわけではないという。

「やはり、人工芝ではやり慣れていないので多少の怖さや感覚のズレはあると思う。試合をやりながら整えていきたい」

 ピッチ状況にアジャストし、味方の個性にアジャストしていく。人を生かし、人に生かされながら、ハリルジャパンの年内最終戦を快勝で締めくくる。

(取材・文 矢内由美子)


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