香川、パリ同時多発テロに巻き込まれたドルト同僚を気遣う

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 カンボジア遠征中の日本代表は15日、プノンペンのナショナルオリンピックスタジアムで練習を行い、17日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦に向け、非公開で調整した。練習は冒頭15分のみ公開され、右太腿打撲のFW金崎夢生(鹿島)は3日連続で別メニュー調整となった。

 練習後、MF香川真司(ドルトムント)が報道陣の取材に対応。13日にフランス・パリの中心部で発生した同時多発テロ事件に巻き込まれたドイツ代表の同僚を気遣った。

 ドイツ代表は13日にパリ郊外サンドニのスタッド・ドゥ・フランスでフランス代表と国際親善試合を戦ったが、この試合にドルトムントのチームメイトであるMFイルカイ・ギュンドガン、DFマティアス・ギンター、DFマッツ・フンメルスも出場していた。

 試合前にはドイツ代表が宿泊していたホテルに爆破予告があり、急きょホテルを退去。試合では後半17分と20分に爆発音が鳴り響き、スタジアムのゲート近くで複数の死傷者が出る大惨事となった。安全確保のため、チームはスタッド・ドゥ・フランスで一夜を明かし、翌14日朝にスタジアムから空港に直行した。

「(ドイツ代表選手とは)特に連絡は取っていないですが、報道を見る限り、ドイツ代表もフランス代表も問題はなかったという話は聞いています。ただ、その後について自分からコメントすることは今の状況ではできないので、状況を見て情報を得ていきたいです」

 言葉を選び、慎重に語った香川。14日に帰国したドイツ代表の選手はいったん自宅に戻り、今後は17日にハノーファーでオランダ代表との国際親善試合を予定している。香川は17日のカンボジア戦を終えると、18日にドルトムントに再合流予定となっている。

(取材・文 矢内由美子)


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