仲間に支えられ、目標を達成したイ・ボミ!(撮影:ALBA)

写真拡大

<伊藤園レディスゴルフトーナメント 最終日◇15日◇グレートアイランド倶楽部(6,639ヤード・パー72)>
 『伊藤園レディス』での今季6勝目により、年間獲得賞金は207,817,057円。国内女子ツアーでは誰も成し遂げたことのない大記録を打ち立てたイ・ボミ(韓国)だが、優勝する度に周囲のスタッフへの感謝、信頼を口にする。
賞金女王戴冠!イ・ボミの特選写真は写真館でチェック
 コース上では最も一緒にする時間が長い清水重憲キャディはタッグを組んで3年目で「(私の)全部知っている」と全幅の信頼を置く。最速記録タイの15試合での獲得賞金1億円を決めた『アース・モンダミンカップ』優勝時は李知姫とのプレーオフとなったが、プレーオフ2ホール目で70ヤードのショットを30cmにつけるスーパーショット。同大会ではウェッジの距離感が合わず本人も不安だと口にしていたが、清水キャディが“今週はウェッジ勝負になる”と察して、プロアマの日の練習から、50〜90ヤードを徹底的に練習。「今週練習場でやったのはウェッジの距離感だけです(ボミ)」とボミを熟知した上でのフォローは確実に優勝に貢献していた。
 そして「私の人生は先生に会ってから変わった」と話すコーチのチョ・ ボムス氏。「高校3年生の時に会って、その時はゴルフのことが分かっていなかったけど(出会えたことで)ショット、メンタルが鍛えられた」。今大会もグリーンが重たいなかでのプレーで「自分では気づかないですが、パットのリズムが速くなっていたのを先生が“もっとゆっくりしてね”と指摘してくれた」とホテルのカーペットでのパット練習を連日行い、対策を練ってきた。普段は練習しか見ないが「試合も観たいといってくれて、私の優勝を初めて観ました」といるだけで安心するコーチの前で最高の瞬間を迎えることができた。
 契約メーカーの献身も多いと話すボミ。感覚派でツアー中に新クラブを投入することはないが、開幕前のオフには戦うためのセッティングを入念に検討。本間ゴルフのスタッフにスイングに合った クラブをしっかり調整してもらい、万全に態勢で開幕を迎えられたことが今季の飛躍の大きな部分と5勝目を挙げた「スタンレーレディス」では感謝を述べていた。
 チームの支えがあって“絶対女王”と言える活躍を見せたボミだが、今季は出場権を得た海外メジャー大会には参加せずに日本ツアーに専念。来季の目標は今後チームと相談すると話すが「来年はアメリカも経験してみたいし、出場できるメジャーは行ってみたい」と意欲を示している。信頼するチームとともにボミはどこまで成長していくのだろうか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>