突然の試合球変更に困惑の本田「人工芝より、気になるのはボール」

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 17日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦に向け、13日夜にプノンペン入りし、14日から現地でトレーニングを開始したハリルジャパンが、突然の試合球変更を突き付けられた。

 W杯アジア予選ではこれまでアディダス製もしくはナイキ製を使っていたが、現地に入って突然、ベトナム企業の「DONG LUC(ドングラック)」社製のボールを使用することが判明。選手にもこの日になって初めて使用球が変わることが通達された。

 これには経験豊富なFW本田圭佑(ミラン)も困惑顔を浮かべた。試合会場である人工芝のナショナルオリンピックスタジアムで約1時間のトレーニングを行い、報道陣から人工芝の状態について聞かれていたときだ。

 ロシアリーグのCSKAモスクワ時代に人工芝でリーグ戦を行ったことのある本田は「僕はプロになるまで6年くらい人工芝だったし、問題なくやれると思う」と言うと、「それよりも」と言葉を継いだ。

「ボールのほうが気になる。固さの感じやタッチの感じが明らかに違った。人工芝より、ボールのほうが慣れるのに時間がかかると感じた」

 通達を受けたハリルホジッチ監督はボールタッチ数の多い練習メニューを課して感触に慣れさせようとしたが、心の準備もなく、いきなり未知のボールを渡された選手が約1時間の練習で完璧に扱えるようになるのはさすがに難しい。

 気温についても「シンガポールより暑い」と警戒を見せた本田だが、カンボジアのファンから熱狂的な歓迎を受けたこともあって、「来てみてすごく親日の印象を受けたし、サッカー人気も意外とあるのかなと思った」と好印象を抱いた様子だ。

「カンボジア戦では、シンガポール戦と同様に良い試合への入り方をして、ゴールに迫っていきたい。早い時間に先制点を奪えれば気持ちも落ち着くと思う。それを前回どおり狙っていきたい」

 W杯予選は現在4戦連発中。早い時間帯に5戦連発を果たせば、その後はチームの大量得点が期待できそうだ。

(取材・文 矢内由美子)


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