パリ同時テロに心痛めるハリル…パリ在住の家族は無事

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 13日にシンガポールからカンボジアに移動した日本代表が14日、プノンペンの試合会場となるナショナルオリンピックスタジアムで現地入り後初の練習を行った。靴擦れのため前日13日の練習を休んだMF清武弘嗣(ハノーファー)は合流。右太腿打撲のFW金崎夢生(鹿島)はランニングのみ参加し、その後はピッチ脇のベンチに座ってトレーニングを見守っていた。

 フランス・パリの中心部で発生した同時テロ事件は、日本代表チームにも衝撃を与えた。現地時間13日夜(日本時間14日朝)、パリ中心部の劇場やパリ郊外サンドニにあるストッド・ド・フランス付近で起きた同時多発テロ。日本サッカー協会によると、ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)出身でフランス国籍を持つバヒド・ハリルホジッチ監督は、すぐにパリに住む家族に連絡を取り、無事を確認したという。また、フランス出身のジャッキー・ボヌベーコーチ、シリル・モワンヌフィジカルコーチの家族も無事だった。

 練習後、報道陣の取材に応じた霜田正浩技術委員長は「朝、ニュースを聞いたときは監督もコーチングスタッフもビックリしていた。ニュースを読めば読むほど、心を痛めていた」と述べ、「幸い監督もコーチングスタッフも、家族に何かあったということはなかったので、それは大丈夫です」と説明した。

「監督もすぐ奥さんに連絡をして、コーチングスタッフも家族に電話をして無事を確認している」。そのうえでハリルホジッチ監督は事件について「あまりしゃべりたくないと言っている」そうで、「試合に集中しているので、試合以外のコメントはしたくない。ただ、監督の娘さんも息子さんもパリに住んでいるので、その心中を思えば非常に悲しいこと。幸い家族に何もなかったので、我々は試合に集中するだけです」と、指揮官の胸中を気遣った。

(取材・文 西山紘平)


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