古舘伊知郎

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13日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で司会の古舘伊知郎氏が、突然謝罪する場面があった。

番組では、横浜市でのマンション傾斜問題について、元請けの三井住友建設と下請けの旭化成建材の間で見解の相違があるとVTRで報道した後、ゲストコメンテーターとして出演していた僧侶の小池龍之介氏に意見を聞いた。

小池氏は、会社のためにみんなで何とかするためには「データを改ざんするしか抜けられない」との意見が上がる状況も、理解できるという。小池氏によると、ズルや改ざんをしてしまうのが、日本人の一般的なクオリティなのだとか。

また、この傾斜問題は個人が暴走して引き起こした問題ではなく、大きな組織で起こったということに着目すると、小池氏は「例えば、営業さんがちょっと無理な仕事を取ってきてしまうとか、プレッシャーを掛けられる工期で取ってきてしまうとか」と、改ざんをしてしまう理由を説明してみせる。

続けて、「ひとりで抗って『正義のために絶対にそれ(改ざん)は許せん!』と言える人間かどうかを自分に問いかけてみると、『(自分だったら)できないかもな?』と思ったときに、さっきの(VTR中の)方々が悲痛な表情で言い訳をしている理由が見えてくる」と述べた。

つまり、こうしたニュースを通してみると、視聴者が自分の立場に置き換えて物事を考えるきっかけにもなり、「この人たちを非難する代わりに、自分の汚れにも気づく」「そうすることで、自分がよくなる変化につなげることができる」と、小池氏は持論を語ったのだ。

この話に、古舘氏が感銘を受けたようで「皆さん、急には変われませんけど、月曜から少しずつ変わりますから」と謝罪気味に話し、「なんか文句を言ったら、『おかしい』と言う前に、自分の中の汚れを自覚して喋りますから」と、いきなり宣言したのだった。

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