「Surface Pro4」VS「iPad Pro」スペック&機能 徹底比較
 タブレット単体利用はもちろん、ノートPCスタイルでも利用できるいわゆるタブレットPC市場を賑わせる今、MicrosoftとAppleが同時期に「Surface Pro4」と「iPad Pro」をリリースした。どちらもタブレットをベースとした端末にオプションのキーボードを装着することで、ノートPCスタイルで利用できるといった共通点を持ち、価格帯もほぼ同じ。そこで、両モデルの特徴とスペックを比較し、その実力に迫ってみた。

◆基本スペックは双方とも高い水準に

 まず、比較しておきたいのが両機のスペック。動作の決め手となるCPUは、「Surface Pro4」がコスパモデルにCore M3、「iPad Pro」がA9Xを搭載するなど、双方とも最新モデルを採用しているためパフォーマンスに大きな差はない。また「Surface Pro4」は、Core i5/i7搭載モデルもラインナップされている。

 ディスプレイは、「Surface Pro4」が12.3インチなのに対して「iPad Pro」が12.9インチとやや大きめ。それに伴って解像度は「Surface Pro4」が2736 x 1824ピクセルなのに対し、「iPad Pro」は、2,732 x 2,048ピクセルとやや解像度も高くなっている。ただし、1インチあたりに表示されるドット数は、267ppiと264ppiとほぼ差はなく、肉眼での判別はできないレベルの差と言えるだろう。

 ストレージや物理メモリの容量は「iPad Pro」の「Wi-Fiモデル」には32GBがラインナップされているが、「iPad Pro」のCellularモデルと「Surface Pro4」は双方とも128GBと同じ容量となっている。

 カメラ機能は、両機とも8Mピクセルのメインカメラを搭載しているが、フロントカメラは「Surface Pro4」が5Mピクセルに対して「iPad Pro」は1.2Mピクセルとやや控えめ。自撮りやビデオチャットなどを頻繁に行う場合は、あらかじめ店頭などで映り具合を確認しておくとよいだろう。

 また通信機能は、両機ともWi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)に対応。「iPad Pro」はさらに4G通信機能を備えたCellularモデルもラインナップ。さらに、大手3キャリアから発売されるモデルと格安SIMも利用できるSIMフリー版もラインナップされている。

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◆外部機器との連携や拡張性に強みを見せる「Surface Pro4」

 従来のiPadシリーズのインタフェースを踏襲する「iPad Pro」は、データの送受信や重電に利用されるLightning端子と3.5?ヘッドフォンジャックのみ搭載するシンプルなインタフェースを採用。

 それに対して「Surface Pro4」には、microSDカードスロットやフルサイズのUSB端子など、ノートPCに搭載される基本スロットを搭載している。外部HDDやDVDドライブなど、周辺機器との接続が容易に行えるといった強みを持っている。また、搭載されるOSもWindows10 Proとなっているため、Windows向けのソフトがそのまま動いたり、Microsoft Officeが利用できるなど、ビジネスシーンにおけて強みを見せる。

◆筆圧と傾きを感知するApple Pencilで表現が豊富に

「iPad Pro」向けのアクセサリーで注目したいのが、新たにラインナップされたSmart Keyboardと専用スタイラスペンApple Pencilだ。

 Smart Keyboardは、「iPad Pro」に取り付けるカバー型のキーボード。液晶保護はもちろん、ハイパフォーマンスの「iPad Pro」をワーキングマシンとして活用するのに必須のアイテムとなるだろう。

 また、Apple Pencilは、筆圧に加えペンの傾きの感知にも対応したスタイラスペン。より細かな濃淡表現が行えるのでクリエイティブな用途に活用したいユーザーの必携アイテムとなるだろう。

「Surface Pro4」と「iPad Pro」の主なスペックと特徴を紹介してきたが、どちらもタブレットPCとしては、従来のノートPCと遜色ないレベルに仕上がっていることは間違いない。

 ビジネスシーンで文書ファイルを作成したり外部機器との接続機会が多いなら「Surface Pro4」、ビジネス用途ではWebやメールを中心だけど手書きのメモやイラスト作成といったクリエイティブな用途で利用したいなら「iPad Pro」、といった具合にスタイルに合わせて選ぶのが良さそうだ。<文・図版/古作光徳>

【古作光徳】
パソコン関連誌の編集部を経て、2006年にライターとして独立。主にパソコンやスマホ、家電関連誌などを中心に活動中。近年は車やバイク、将棋など、趣味関連誌の執筆や編集にも携わっている。