テロの夜、パリ市民はハッシュタグで救いの手を求め、差し伸べる

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国境封鎖の処置までとられているフランス、パリでの同時多発テロ。当地ではTwitterのハッシュタグを使い、「救いの手」を求め、あるいは与えようとする動きが出ているが、問題も起きている。

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金曜の夜(現地時間、日本時間14日早朝)にパリを襲った爆破、発砲テロでは、警察によると60名が死亡し、さらに複数の人質がバタクラン劇場内部にとらわれているという。その劇場では、米国のバンド、Eagles of Death Metalが演奏中だった。テロは市内のあちこちで続いており、死亡者数はいまだはっきりしていない。[元記事が公開されたのは、14日11時]

攻撃は、複数の地点が標的になっており、暴力は依然として続いている。上がってくるレポートも、混沌とした様相を描いている。

インターネットやソーシャルメディアでは、#porteouverte(フランス語で「ドアは開いている」の意味)という、非常に重要なハッシュタグが出現した。パリ市民はTwitter上でこのハッシュタグを用いて自分たちが安全な場所に避難する必要があることを知らせたり、路上の人々にそうした場所を提供できることを知らせたりしている。

メッセージのほとんどは、「わたしはこの地区にある自宅にいます。身を寄せる場所が必要なら連絡下さい」というようなものである。

#porteouverte send me a message for a safe place in canal Saint Martin. Please be safe

— Florian Duretz (@duretzflo) 2015, 11月 13

「フェデルブとリュー・デ・ブレの間にいます。必要ならば、知らせてください」

しかし問題もある。このハッシュタグをどう使うかや、このハッシュタグがいかに感動的かをツイートする人があまりにも多く、実際に行き場を求めるメッセージや、援助を申し出るメッセージがすぐに押し流されてしまうのである。

安全な場所が必要だったり、あるいは提供したいというのであれば、このハッシュタグを使ってほしい。しかし、そうでもないのにこのタグを使うのは、役に立つどころか害ですらあるのだ。

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