プロのシンクロ選手の道を開拓する話題の美人双子姉妹、木村真野(左)と紗野

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シンクロナイズドスイミング元日本代表で、美人双子姉妹としてバラエティ番組でも活躍する木村真野・紗野姉妹が、自身のブログで10月26日にアメリカで開かれた2015USマスターズ・シンクロナイズドスイミング選手権のデュエット競技で優勝したことを明かした。木村姉妹のマスターズ世界選手権・デュエット競技での優勝は、今回でなんと4回目となる。

タレント活動をしながらも「一生、水中表現者でいたい」という願いを持ち、プロのシンクロ選手として試合に出るために半年前から準備を開始、プールでの基礎練習も3日と空けることのない、そんな多忙な生活を送る姉妹を直撃!

−早速ですが、シンクロ競技の頂点である日本代表から離れて尚、マスターズに出続ける理由とは? 日々、辛い練習するのも大変だと思うんですが…。

真野 死ぬまで泳ぎたいと思っているんですよ! 振付師とかコーチ、監督になる道もありますが、それは裏方だと私は思っちゃうんです。だから自分が泳げる限り、体が動く限り、水中表現者でいたいんです。そうするにはどうしたらいいかって考えた時に「あっ、そうだ、プロになりたいなっ」って。それで、マスターズのカテゴリーだったらずっと泳ぎ続けることができるので、これに出続けようって決めたんです。

−真っ直ぐですね。妹の紗野さんはどうですか?

紗野 ずっと小さい頃からシンクロを頑張ってきて、代表を引退して競技生活が終わりですってなったら、やっぱりなんかすごい寂しかったんですよね。それまでずっとシンクロに縛られ続けてきたので嫌な時期もあったんですけど、日頃いろんなお仕事させてもらうのも楽しいけど、やっぱりあの舞台に立っているほど、やりがいと刺激と感じることはないので。どちらかというと辞められないに近いかもしれないですね。

真野 シンクロ初のプロ選手になると決めて、ようやく4年目に入って。最初の1年は今までに先人がいないので、何をプロと呼ぶのかもわからない状態で始めましたけど、プラスに考えると、自分たちでプロの定義を決められるじゃないですか。それはすごく良いことで。でもスポンサーさんに自分のことを説明したり、プレゼンするのはすごく大変でしたよ。

−おふたりの考えるシンクロのプロの定義とは?

真野 例えば、シンクロを泳ぐことでお金が稼げるとか、仕事にできるっていうのはそれだけでプロだと言えると思うんですよ。プロテストがあるかっていうとそれはないですから、自分たちでこういうのがプロだって作っていかないと、いつまでたってもできないと思うんです。いつか、ゴルフのように賞金が出るプロの試合を開催するのが目標です!

−競技ではなくて、スケートでいうところのアイスショーみたいなものはやらないんですか?

紗野 今はないですね。公開演技でちょっとシンクロに触れてもらうみたいな、そういう子供向けの教室はこれまで何回かやったりしていますよ。

真野 この前、小学校の夏休みの登校日に150人ぐらいの小学生に向けてシンクロ教室をやりました。ウォーターボーイズみたいな感じのシンクロで、小学生を低学年と高学年に分けて、まず私たちがエキシビジョンをして、あとはこちらが考えた振り付けをやってもらって発表会をするんですよ。

紗野 真野チームと紗野チームに分けて、相手のチームの演技を互いに見て、すると生徒たちに頑張らないといけないって気持ちが起こって、すごい楽しいですよね! シンクロの演技を間近で見るのとTVを通して見るのは全然違うし、やってみて初めてこんなに大変なんだとか、面白いんだとかわかってもらえることもたくさんあると思います。子供たちの演技を見ているお父さんとお母さんがすごく喜んでいました。

−シンクロに触れる機会は滅多にないから子供たちにとってはすごくいい経験ですよね。話は戻りますが、試合はどのくらい前から練習するんですか?

真野 演技に関する練習は半年なんですけど、基本的には泳げるんだったら毎日泳いでないと、もう3日空けたら水の中での感覚が変わります。

紗野 だから普段は30分でも泳ぎますし、朝とか夜は関係なくどっかで泳いでいます。実は泳いだほうが体が楽で、プールが休みの年末年始ってカゼをひいたり体調を崩すんですよね。

−へー、もう魚寄り?じゃないですか(笑)。試合前、コーチはどうしているんですか?

真野 振付師は専属でつけると本当に費用がかかるので、ピンポイントで友人つながりに頼ることが多いですね。外国人がつける構成だったり振付けが好きなので、海外遠征に行った帰りに振付師さんのところにお邪魔して構成を見てもらったり、こういうプログラムでいきたいっていう話をしています。

紗野 小さい時から曲や構成、振付け、水着のデザインなど全部自分たちでやらしてもらっていたので、それに慣れていて、基本的にすべてのベースは自分たちでやっています。

真野 自分でやらないと気が済まないってとこがあるかもしれないですね。相手を信頼してないとかそういうのではないですけど、やれることは自分たちで、できないことは人に頼るみたいなポリシーです。

−周りにいっぱいスタッフがいて、いろいろとやってくれるのかなーって思ってたら、自分たちから率先して動いているんですね。選手でありながらプロデューサーでもあると。そういえば、所属事務所を吉本に移しましたけど、それはどういう経緯で?

真野 前の事務所は日本代表の時にスカウトされて入ったんですけど、仕事を優先すると競技(マスターズ)のための練習をすることが難しくて。やはり練習の間は一切事務所のお仕事はできないので。それで違うのかなと思い、離れることになりました。

紗野 半年間ぐらいフリーでやってたんですよ。

−でも数多くある事務所の中で、なぜ芸人ばかりいる吉本を?

真野 TV番組の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)に出た後からMCのダウンタウン・浜田さんにすごい可愛がってもらってまして、前の事務所を離れる時に相談にのってもらっていたんです。

紗野 2012年にプロになって最初の試合がイタリアであって、試合があれば目標があるので生きていけたんですけど、それが終わった時にどうしようみたいな。正直、名古屋に帰ろうとも思ったんですよ。プロになりたいと言いながらも、やってもやっても全然形にもならない状態が続いていて…。

真野 そんな時に相談を持ちかけたっていうよりは、浜田さんに「最近どうなん?」って聞かれて「事務所を辞めました…」って言ったら「えっ、なんで?」ってなって。理由をお話したら「じゃあ、吉本来るか?」って言われたんですよ。その時は吉本にスポーツがあるって知らなかったので、一瞬で「いや、まだ芸人にはなりたくない!」って、ぼそって言ったら「誰がなれいうたんや!」って、浜田さんにつっこまれたりしまして。

紗野 浜田さんは結構厳しい方なので、そうやって言ってもらえると思わなかったですし…。

真野 「そういうのは縁だし、タイミングもあるし」って浜田さんが言われて、それで吉本の人と1回話してみることになり現在に至ります。

−「いや、まだ芸人にはなりたくない!」ってセリフは、いつかはなってもいいみたいな言い方ですね(笑)。

●この続き、後編は明日配信予定!

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/松井秀樹)

木村真野/紗野(きむら まや/さや)

1986年12月5日生まれ 愛知県名古屋市出身 身長159cm 体重52kg 血液型=A型 ○シンクロナイズドスイミング元日本代表。現在はシンクロプロスイマーとして活躍。2015年8月、FINAマスターズ世界選手権(ロシア・カザン)デュエット1位。10月、アメリカで開催された2015USマスターズ シンクロナイズドスイミング選手権のデュエットで優勝を飾る。 最新情報は公式ブログにて http://ameblo.jp/kimurasakura/