Q:血圧が高く降圧剤を3年間服用しました。その間、医師は何度か処方薬を変えてくれましたが、どれもあまり効きませんでした。今は服用をやめており、最大血圧は最高で170mm/Hgです。薬ではなく、何か良い方法がありましたら教えてください。(48歳・ウェブデザイナー)

 A:私が患者さんに勧めている方法に「エゴマ油納豆」があります。これは納豆にエゴマ油をかけて食べることです。エゴマ油は日本で古くから使われてきましたが、サラダ油などの安価な油が普及してからは、料理用油としてほとんど使われなくなりました。
 エゴマ油には、体内で合成されない栄養素が多く含まれています。ですから、意識して摂らねばなりません。1日に大さじ1杯程度が望ましいのですが、変質してしまうため加熱調理には不向きです。通常は冷蔵の上、生で食べる必要があります。
 取り扱いが難しい油であるため、上手に継続して摂取する方法として、私はエゴマ油納豆を思い付きました。これならエゴマ油と納豆の両方の栄養が摂取できます。

●血管や腸をきれいにする
 エゴマ油には、必須脂肪酸であるαリノレン酸が豊富に含まれています。αリノレン酸は、血液中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれます。さらに、血液をサラサラにして血管を若返らせ、心筋梗塞や脳梗塞、高血圧などの病気を防ぐのに役立ちます。
 加えて、脳の神経細胞を保護するので、認知症の予防にもつながるといわれ、体内の細胞膜を丈夫にし、腸内環境も整え、生活習慣病対策にも役立つと期待されています。
 一方、納豆には血栓を予防する作用があります。発酵食品なので腸内環境を整え、血流を促進します。私の経験上も長期にわたってエゴマ油納豆を食べ続け、血圧が安定するケースがありました。
 また、血管を若く保つためには、散歩程度の軽い運動で体を動かすこともオススメします。筋肉と血管を動かすことで血管が柔らかくなり、長期的に続ければ降圧効果が期待できるからです。

首藤紳介氏(表参道首藤クリニック院長)
 久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院、湯島清水坂クリニック等の勤務を経て、表参道首藤クリニック院長。自然療法や代替医療をはじめ、水素温熱免疫療法や再生医療(臍帯血幹細胞治療)などの高度先進医療を実践。