試合後、笑みを見せたハリルホジッチ監督。会見でも満足感を示した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 勝利することができて、非常に嬉しいです。そして選手には「おめでとう」と祝福を送りたいです。前半はかなり良かったと思います。野心とアグレッシブさを見せられたと感じています。いくつか美しいアクションもありました。それでも、さらに追加点が取れなかったのは残念でした。

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 後半は少しリズムが落ちましたが、やはり決定的なチャンスを作り続けることができました。ビッグチャンスを何度も作り、(選手には)「ブラボー」と言いましたが、「もっとできるよ」とも伝えました。特にゴールを仕留めるという部分に関してです。
 
――前回、シンガポールと対戦した際には相手GKの良いパフォーマンスがありました。彼のことは今日も意識しましたか?
 
 彼はまた素晴らしい試合をしました。試合後、祝福を送りました。ホームとアウェーで何度、彼に止められたか。決定的なチャンスを作れた点は良かったですが、上位のチームとやる時にはこんなに(たくさんの)良いシーンを迎えられるわけではありません。
 
グラウンドが固くて、ボールはかなり走りましたが、コントロールの面で少し難しかったかなとも思います。また、ワンタッチをもっと見たいと感じました。もう何点か取りたかったと、ちょっと残念に思っています。
 
――前回の試合では、サッカーの完成度が今日よりも高かったのに、得点が奪えなかった。今日はかなりミスが多かったが、得点が取れた。選手たちのパフォーマンスはどう感じているか?
 
 まずは、グラウンドは比較的プレーするのに適していたと思います。ただ、ボールがかなり速かったです。特に前半は美しいアクションをいくつか作り出しましたが、ちょっと理解してほしいのは、何人かの選手は疲労していたということです。
 
 例えば、香川真司ですけども、火曜日に到着し、本当は(先発で)プレーをさせたかったんですが、リスクを負わせたくはありませんでした。また、後半にリズムが落ちたのも、恐らく疲労の問題だと思います。我々は疲労回復ができておらず、暑さも影響したと思います。環境に適応する面で少し時間がなかったかなと思います。本当はもっと(良いプレーが)できたと考えています。そして、(今後は)よりやってくれるだろうと期待も持っています。
 
――金崎選手、柏木選手、清武選手を先発起用した意図と、彼らの評価は?
 
 まず、彼らの出来には本当に満足しています。特に前半ですね。同時に動いて、かなり興味深いアクションをしてくれました。金崎は難しいゴールを美しく決めてくれました。そして、さらに点を取れる可能性がありました。
 
 清武は、低く、固めてきた相手に対して、かなり良い組み立てをしてくれました。またアグレッシブに高い位置で、素早くボールを奪ってくれました。
 
 そして、柏木にはビルドアップの面と、攻撃のバリエーション作りを期待しました。彼は2、3回シュートを打つチャンスがあり、ビルドアップを効果的にしてくれたと思います。
 
 また、長谷部もゴールを奪うチャンスがあったと思います。(長谷部を含め)彼らのディシプリン、やる気、野心のところは素晴らしかったです。
 
――後半、2度危ない場面がありましたが、守備に関しては?
 
 彼らは初めて、我々にとって危険な状況を作り出したわけですが、問題はフリーで打たれたことです。我々の左サイドからかなり危険なセンタリングを入れられ、ヘディングもフリーで打たせてしまった。
 
 我々はこのようシーンを予想して、ディフェンス陣には「しっかり集中して、注意しなさい」と言いました。ただ、後半は少しディシプリンが欠け、我々のディフェンスのオーガナイズは良くなかったかもしれません。そして、相手が我々のそういう弱点を1、2回突いてきたということです。
 
 しかし、GK(西川)はほとんどボールに触っていないです。残り数試合こういう感じの試合がありますが、なんといってもワールドカップ予選なので、相手を過小評価してはいけません。我々はまだ世界一にはなったわけではないですから。
 
――シンガポールの印象は? 例えば、この2次予選を突破できたり、アジアカップなどで活躍できるチームだと思うか?
 
 今後、シリアを迎えて試合をしますね。このチーム(シンガポール)はクオリティはあると思います。GKは良いですし、FWの選手がひとり欠けているのも我々は知っています。彼らが(シリアに)勝つチャンスはあると思います。
 
(会見が終わりかけて)女性が手を挙げているので最後にお願いします。女性ですからお願いします。
 
――金崎選手を起用した理由を再度お願いします。また、前回のシンガポールとのドローはずっと引きずっていたと話していましたが、今日の試合でその想いは晴れましたか?
 
 優しい質問をしていただけると思いましたが、私を批判するような質問をしてくれてありがとうございます。まず私はより良いソリューションを探している最中です。リスクはありますが、恐らくカンボジア戦でも、また新しい選手を使うかもしれません。みなさんにすでに説明したと思いますが、できるだけ多くの人数を使って、そしてチームがどのような動きをするか見たいんです。
 
 金崎、柏木に関しては長い時間をかけて追跡していました。そして、彼らに自分を表現する場を与えたわけです。このふたりは素晴らしい試合をしてくれたので、私は正しかったと思っています。頭のなかでは(来年の)3月の準備を含めて、またひとりかふたりトライしてみたい選手がいます。
 
 最終予選では、グループはもっと小さくなっていると思います。人数が段々と限られていくわけですが、できるだけ良いチームを我々は作らなければいけない。
 
 ふたつ目の質問ですが、確かに(シンガポールとの)1試合目に関して私は理解できなかったですし、たくさん批判を受けました。私は元FWなので、決定機を外し続けたことが本当に残念でした。そして今夜も何度も決定機を外した。少なくともあと3、4点は取れたんじゃないかなと思います。
 
 ゴールを仕留めるという部分はしっかり植え付けなきゃいけないです。コレクティブなところも、インジビジュアルなところもです。そのために私はここにいます。