Doctors Me(ドクターズミー)- 【11月12日は世界肺炎デー】「肺炎」は、どんな原因で起こるの?

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冬が近づくと、この時期に流行する病気について耳にする機会が増えますね。代表的なものでは、インフルエンザ、ノロウイルス、ロタウイルスなどでしょうか。

今回は風邪をひきやすい冬に、やはり多くなる病気の一つ、肺炎について、医師から聞いたことをお話ししたいと思います。

肺炎になる原因

肺炎は、肺に起こる炎症の総称で、大きく次の二つに分けられます。

1. 感染性肺炎
細菌やウイルスなどによって肺に炎症が起こるもの。呼吸によって細菌やウイルスを吸い込むことによって感染し、発病します。代表的なものに、細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、真菌性肺炎など

2. 非感染性肺炎
アレルギーや、薬剤などの副作用によって起こる、感染が原因ではないタイプの肺炎です。

この2種類のうち、圧倒的に多いのは感染性の肺炎です。通常、私たちは病原菌やウイルスが含まれた空気を吸い込んで生活していますが、体調がよく、免疫機能がしっかり働いていれば、肺炎を起こすことはほとんどありません。ただし以下のような場合は、病原となる菌やウイルスなどが肺に到達して炎症を起こしてしまいます。

【肺炎を起こしやすい状況】
・免疫機能が下がってしまう病気(糖尿病など)がある
・元々の免疫が弱い子どもや老人の場合
・風邪などで、菌やウイルスを排除するゲートである喉が炎症を起こしている場合

肺炎の症状

呼吸器である肺が菌やウイルスに侵食されるため、呼吸に関する症状が主になります。
・咳が出て痰が絡む
・息苦しくゼイゼイした呼吸になる

加えて、肺炎の全身症状があります。
・発熱、それに伴う脱水や強い倦怠感
・食欲低下
など

特に、小さなお子さんなどは急激に症状が重篤になりやすく、症状の出方が大人とは違う場合が多いようです。お年寄りの場合も、あまり熱などが出ず、ただ元気がない、食事が進まないので病院を受診してみたら肺炎を起こしていたということがよくありますので、こちらも注意が必要です。

肺炎かな? と思ったら

まず病院を受診することが大切です。診察や胸のレントゲン写真、場合によってはCTやMRIなどで肺炎と診断されたら、原因に合わせて抗生物質や抗ウイルス薬などによる治療、および症状を緩和させる治療が行われます。

お薬による治療に合わせて、あたたかく安静な環境を保ち、十分に水分を補給することも重要なことです。口から十分な水分や食事が取れない場合は、点滴を行うこともよくあります。

医師からのアドバイス

肺炎を防ぐために大切なことは、やはり手洗い、うがい、バランスの良い食生活や規則正しい生活といった基本的なことかと思います。また、喫煙は大きなリスクですから、喫煙習慣のある人は、肺炎を防ぐためにもぜひ禁煙にチャレンジしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)