就活スタイル編集部

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程度の差こそあれ、誰もが「あがる」状態になます。この状態を無くすのではなく、どう対応するかのコツを知ることが大切です。
1.緊張は普通のこと

ドキドキする、足がガクガクする…そんな緊張を誰もが経験します。つまり、緊張とは、「あなただけではない当たり前のこと」です。緊張したからといって、「おかしい、まずい」と考える必要はありません。

2.緊張は集中に必要なもの

「今から大切なことに臨むぞ、だから緊張しなくっちゃ」と自分に号令をかけ、そして、例えば控室を出ると同時に、「よし、頑張るぞ」とスイッチを入れ集中状態に入る…このように、緊張は集中するための準備段階ですので、緊張は面接に必要なものと言えます。

3.「頭真っ白」の悪い緊張状態に陥らないコツ

緊張を否定すると対策の効果が出ません。例えば、ドキドキした瞬間に、「あれ、おかしい(⇒本当は、おかしくない当たり前のことなのに)」と不安になってしまうと、自分がとってきた対策が全てとんでしまい、いわゆる「頭真っ白」状態に陥ってしまいますので要注意です。

「緊張することはおかしくない」を前提に以下の対策に取り組みましょう。

「繰り返す」

スポーツ選手が同じ動作を繰り返し練習するように、面接でも繰り返しの練習が有効です。ただ、多くの就活生が、エントリーシートの自己PRをチラチラ見ながら話す練習に時間を割いているのですが、この練習はあまり役立ちません。可能な限り本番に近い状態の姿勢や声量で繰り返すことが必要です。

「話すだけでなく、動作の練習も同時に行う」

「私の長所は…」と、いきなり話すことから始まる面接は皆無です。「立ち、歩き、ノックし、ドアを開け、挨拶し…」このように面接は動くことから始まります。よって、練習では面接に伴う一連の行動を全て行いましょう。例えば、自己PRを10回話すのであれば、その前に必要なノックやお辞儀の練習も同時に10回練習しましょう。

「模擬面接では、失敗を前提に、その失敗からのリカバリーも含めて練習する」

「私の長所は積極性です。あっ、そうじゃくって、積極性と協調性ですって二つ言うつもりだったんだ。間違えちゃったから最初からね」と、失敗すると最初に戻って言い直す練習をする方がいますが、これでは効果はありません。「私の長所は積極性です。あと、協調性もあります」等、言い忘れたことに気づいた瞬間に付け加えたり、「準備した内容と違うけど、まぁいいや、このまま話し続けちゃえ」などの判断も、集中から「頭真っ白」の悪い緊張状態に戻らないために必要なことですので、「準備した内容やイメージ通り」よりも、「成行き対応」を重視して練習しましょう。

また、面接は「突っ込み」ありきです。模擬面接では相方に聞いてもらうだけでなく、突っ込みを入れて頂き、対応能力を磨きましょう。「突っ込みにも対応できる」自信が、面接時の大きな支えとなります。

「悪い緊張を払うボディーランゲージ」

多くの就活生と接して気づくのは、「ボディーランゲージ」を使う人が本当に少ないことです。「ボディーランゲージ(=面接では、特に両手を使うことになります)」は表現力を高めると同時に、悪い緊張を払う上でも有効ですので練習しましょう。

特に、「私の…」と言う時の両手で軽く自分の胸に触れる動作(=自分を示す動作)は、ドキドキした心を落ち着かせる効果もありますのでマスターしましょう。

「面接官に感謝する」

最後に、一番大切なことです。面接前から面接官を怖がらないで下さい。「面接の機会を頂きありがとうございます。ここに突っ込み入れて下さるということは興味をもって下さった証拠ですね、ありがとうございます」と、勝手に感謝のイメージを膨らましましょう。「私のアラをどう探してくるんだろう」等の警戒感いっぱいで臨むよりも、集中しやすくなります。

上記以外にも合同企業説明会等で、普段から積極的に社員や就活生とコミュニケーションをとりましょう。これにより練習効果が増します。

文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)

現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。