すみやかに生前贈与をゲットしたい女の欲望うずまく「遺産争族」今夜4話

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「育生くん! わたしの息子にならんか?」(河村龍太郎/伊東四朗)

向井理主演のドラマ「遺産争族」(テレビ朝日木曜よる9時)。11月5日放送の第3話では、
主人公・佐藤育生(向井理)が妻・楓(榮倉奈々)の祖父・龍太郎(伊東四朗)に突然、養子縁組を持ちかけられる。龍太郎の資産は推定10億円。養子縁組すれば、育生もれっきとした相続人の一人となる。そんな急展開に慌てふためく河村家の人々の姿が描かれた。


向井理が4人目の相続人候補に浮上


他の家族がいる前で、単刀直入に養子縁組の話を切り出した龍太郎。楓は戸惑い、叔母の凛子は「わたしたちがいるじゃん!」とブーイング。楓の母親で、龍太郎の長女・陽子(余貴美子)は冗談扱いしようとするが、「息子を持つのは長年の夢だった」と龍太郎に本気をアピールされる。かつて、恒三(岸部一徳)と月子が結婚したときも、養子縁組を頼んだが断られたという。「人生最後の夢をかなえたい」と言い張る龍太郎に、周囲は言葉を失う。

これまでは相続人は陽子、月子、凛子の三姉妹のみ。ここに育生が加わると、単純計算でひとりあたりの相続分は全体の1/3から1/4に減る。何より、つい最近家族になったばかりの育生に持って行かれるのが、それぞれ面白くない。


「マミーの取り分が減るってことは、マーくんの取り分が減るってことなの!」と、月子が騒げば、「さすがにお父さんの気持ちがわからない」と陽子が同調する。「楓も案外、入れ知恵したりしてー」と凛子が茶化し、姉妹仲が険悪になる。でも、「育生さんのせいで、わたしたち3人がもめるなんてしゃくにさわるじゃない〜」という月子の一声で再団結。仮想敵がいると、結束が固まるのも早いこと早いこと。

パパのムコいびりは本日も絶好調


「ふたりのムコといっしょに食べようじゃないか」と言いつつ、楓の父親・恒三と育生では、あからさまに態度が違う龍太郎。恒三としては面白いわけがない。しかし、妻・陽子に「育生さんに養子縁組は断るよう、話してもらえない?」と頼まれた恒三は剣もほろろに断る。喜びいさんで、妻の甘言に乗るほどシンプルなキャラではないのだ。「正直で人と争わない、欲もない。素晴らしいムコだよ」なんて言っちゃう。

でも、もちろんそれは建前。その証拠に、楓と育生の婚姻届は預かるだけ預かっておいて未提出だし、スキあらば、ちくちくイヤミを言う。第3話では、わざわざ大もめするような葬儀現場に育生を同行させ、「このいさかいを止めてみなさい」と命じる場面もあった。さらに、楓の元夫の話題まで持ち出し、ネチネチからむ。

元夫は、楓が働く乗馬クラブの会員で、未だにちょろちょろ姿を現す。元夫本人の話ぶりではムコ舅の関係はあまりよくなかったようだが、そんなことはおくびにも出さず、元夫を褒める。“死神”と業界内でウワサされるだけあって、パパの性格の悪さはピカイチなんである。

ついに「実家に帰らせていただきます!」


そうこうしているうちに、婚姻届がまだ提出されていないことが発覚する。しかも、婚姻届が破かれていたものだから、楓は大ショック! 「忙しくて出せなかった」「仕事の書類に紛れてしまった」と取り繕う両親に、楓がくってかかる。リビングがまんべんなく険悪になったところで、育生が「実家に帰らせていただきます!」と宣言。

「好きな女を大事にしたい。幸せにしたい」と思うのは普通のことだ。それがおかしいというなら、この家がおかしいんだ! というような、ファンタジックなぶち切れを披露し、楓と手に手をとって、河村家を飛び出す。

嫁姑の仁義なき戦いが勃発するのか


「行きたいところがあるんだ……」と思わせぶりに向かった先は、区役所。「書き直したほうがいいですよ」という警備員のアドバイスをさえぎり、「これでも俺ら、幸せになるんです!」と婚姻届を提出する。ご結婚おめでとうございます。

「とりあえず、今夜はうちに泊まってアパートを探そうか。あ、でも、高いところはダメだよ」「わたし、西日が差す古いアパートに住んでみたいの!」なんてバカップル全開の会話もいいんです。新婚なんだから。


だがしかし、そんな平和も長くは続かないようで。実家近くの居酒屋では、岸本加世子演じる育生の母親・華子が仕事仲間とビール片手に大盛り上がり。「なんたってさー、ムコにいったんだからねえ。遺産をつぐ権利は当然あるわけよ」「将来の心配はないわけよう」と、大はしゃぎしてる。座敷から漏れ聞こえてくる会話によると、周囲にバンバン奢ったりもしているらしい。バッグも新品。あーあー。

今夜放送の第4話では、そんな“おかあちゃん”と新婚さんの同居生活がスタート。嫁VS姑のデスマッチが勃発するのか。河村シスターズも、生前贈与獲得に向けて、本格的に動き出すようです。おじいちゃんがんばれ。
(島影真奈美)