取りこぼしが許されないシンガポール戦。相手のスカウティングやこれまでの“復習”もして、万全の準備を整えて試合に挑む。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 今年、最後の2試合です。我々の目的は、この2試合に勝つことです。
 
 シンガポール戦は苦い経験であり(編集部・注/ホームでの前回対戦はスコアレスドロー)、この試合に関してはたくさん話をしてきましたし、選手たちはリベンジするために戦ってくれると思います。
 
 ただ、何人かの選手は少し疲れているので、彼らは(試合に出るのが)難しいかもしれません。特にヨーロッパから合流してきた選手たちです。時差もありますし、暑さもありますからね。
 
――シンガポール戦を前に、選手にはどんな言葉を伝えましたか?
 
 戦術練習をやりましたが、今日の朝はビデオを見て、ミーティングをしました。相手がどのようにプレーするか、そして相手の長所と短所を伝えました。
 
 さらに昨日は、ここまでやってきた“まとめ”を少ししました。まだ全部ではありませんが、多くの部分を確認しました。
 
 選手たちに要求しているのは、確固たる決意を持って、リベンジすることです。相手にとってはホームゲームで、日本からすれば前回対戦よりも難しい状況になるでしょう。
 
 ただ、我々のチームはしっかりとしたクオリティと経験を持っていますから、この試合に勝ってくれると信じています。
 
 今日の夜と、明日の朝にかけて、また話をするつもりです。疲労し過ぎている選手に関しては、リスクを冒したくはありません。
 
 最終決断は、今日の夜、もしくは明日の朝にしたいと思っています。
――アジアの2次予選は、世界での戦いとは別物なのか、それとも世界につながっていくものと考えていますか?
 
 もちろん、レベルは違いますし、同じように準備はできないし、ワールドカップは別のもので、それは比較できません。
 
 シンガポール戦に関しては、前回はすべてを出しましたが勝てませんでした。我々はリアリストになり切れず、相手を仕留められなかった。
 
 選手たちにはそこまでプレッシャーをかけたくはありませんが、しっかりと決断をして、強い決意を持って戦ってほしい。
 
 第二段階として、最終予選が待っています。相手はさらに強くなってきます。そこでどのようにプレーするかは、各試合でまた準備が異なってきます。
 
 例えば、高い位置でブロックを作るのか、低い位置で構えるのか。それはゲーム状況によって変わってきます。ブロックを低くして、カウンターを狙うことも必要でしょう。
 
 現状では、我々の対戦相手はかなり低いブロックを敷いてきます。9人や10人で守りを固めてきますが、そういう相手から点を取るのはかなり困難な作業です。
 
 こういうタイプの試合では、できるだけ早くゴールを決めることが大事です。仮にそれができなかった時、自信を失わないようにしたい。アグレッシブに、ゴールを目指し続けていかなければなりません。
 
 昨夜、我々が向上させるべきことを話しました。センタリング、センタリングに合わせること、FK、ミドルシュート、最後の30メートルでの爆発的なスピード。そういった面をさらに向上させなければいけない、と。
 
 日本はまだまだ成長できると考えています。
 
――リベンジは1-0の勝利で十分とお考えでしょうか?
 
 一番大事なのは勝つことです。ただ、よりたくさん点を取ることも期待しています。そのためには、確固たる決意とやる気を見せなければいけない。
 
 それを期待しています。“もっとゴールしたい”と思わなければいけません。
 
 最終予選に向けて、相手はより強くなってくる。そのための準備ですね。力の劣る相手と戦う時、たくさん点を取りに行く姿勢は重要だと思います。できるだけ頻繁に攻撃を繰り出して、点を取る。それは私の哲学でもあります。
 
――アウェーの試合だと、なぜ思うようなプレーができないのでしょうか?
 
 我々がどうすれば成長できるかは、完璧に把握しているつもりです。フィジカルも、戦術も、テクニックもある。それを、前向きに、スピーディにやることが大事です。
 
 日本のクオリティだけでなく、短所も理解しています。例えば、それはメンタル面ですね。日本は相手をリスペクトし過ぎではないか、自分自身に少し自信が足りないのではないでしょうか。
 
 とはいえ、このチームにクオリティがあるのは分かっています。そして、我々はワールドカップに向けた準備をしているのです。