最強の自作レールガンで豚の貯金箱を吹っ飛ばす!400ボルト、2万7000ジュールでアルミニウムの弾を発射

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YouTuber の Ziggy Zee が、2万7000ジュールのレールガンを自作、その発射テストの模様を公開しました。先週、3Dプリンターで作った自作レールガンをご紹介しましたが、あちらは手持ちタイプで出力は950ジュールでした。Ziggy Zee のレールガンは正真正銘の手作り。巨大なキャパシタをいくつも並べ、2万7000ジュールという個人製作レベルとしてはとてつもない出力を備えます。

 

 

この自作レールガンの発射メカニズムをおおまかに説明すると、CO2 ガスの噴射圧で 50mph の初速を与えられた22gのアルミニウム弾が、銅でできたレールの間を通過します。その際、高圧キャパシターアレイからレールに電力を加えると、銅とアルミニウム弾の間に発生するローレンツ力がアルミニウム弾を加速します。

キャパシター・アレイが持つ出力は2万7000ジュール。Ziggy Zee は「国家組織以外が作る最も強力なレールガン」としています。

下の動画は、このレールガンの最初の発射テストの模様。



結果は見ての通り。発射こそ成功したものの、衝撃でケーブルを接続するクランプはすべて吹っ飛び、高圧キャパシターを連結するブスバーも一部が焼損しました。しかしそれでも Ziggy Zee らは、見事に弾を発射したことで非常に満足気。というより吹っ飛んだケーブルや溶けた金属部を見て互いに大笑いしていました。

 

最初の発射テストのあともZiggy Zee は改良を重ね、4回めの試験では自動車のドアパネルに向けて発射して小さな穴を開け、10回目では陶器、さらに最も最近の12回めの試験ではブタの貯金場を粉砕するまでに至りました。回を重ねるにつれ、より派手に壊れるものを選んでいる気もしないでもありませんが、テスト風景を見る限り発射時のレールガンの安定性もかなり増しているようです。

 

 

このレールガンの電源は9V角形乾電池44個を直列接続したもの。これを使ってキャパシターアレイに電気を蓄えます。しかし毎回これだけの乾電池を用意するのはコストがかかるということに(12回めにして)気づいた Ziggy Zee らは、今後の改良点として「ちゃんとした電源」の導入を考えているとのこと。

 
 
 

なお、Ziggy Zee はこのレールガンの詳細な製作方法を公開してはいるものの、知識のない人が高電圧を扱うのは非常に危険なため「このプロジェクトは高電圧や高速に発射する弾丸など、すべてが危険なので決して真似して作ったりしないように」と呼びかけています。

ちなみに初回試験でレールガンの発射台にされ、4回めには標的となってドアに穴を開けられたオープンカーは、よく見るともともとセダンだった車のルーフとピラーを強引に切断し取り払ったもの。米国のほとんどの州で厳密な車検制度がないとはいえ、こんな車に普通に乗っているところがなんとも技術バカの集まりらしいところです。