FKのキッカーに立候補?槙野「名乗りを上げられれば」

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 サイド攻撃とセットプレーでこじ開ける。日本代表は9日、12日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦に向けて非公開で調整。6月16日のホームゲームではスコアレスドローに終わった因縁の相手を想定し、ハリルホジッチ監督はトレーニングの中で「いくつかのアイデアを与える」と、サイド攻撃のパターンをテストした。

 DF槙野智章(浦和)は「これまでクロスからのゴールがあまり多くないし、引いて守る相手には有効だと思う」と指摘。「ボランチから前の選手の動き出しが、前回の対戦でも(10月の)イラン戦でも足りてなかった。そこのコンビネーションを数多く確認した」と、非公開練習の一端を明かした。

 そのうえで「セットプレーが一番のカギを握ると思う。なかなかCKやFKからゴールが取れていない」と力説する。ハリルホジッチ監督就任後、セットプレーに一発で合わせてゴールが生まれたのは、6月11日のイラク戦(4-0)でMF香川真司の左CKからファーサイドに走り込んだ槙野が左足で合わせた1点のみ。その再現を狙う槙野だが、FKのキッカーにも色気を出した。

「FKも練習して、名乗りを上げられれば。指名されれば、もちろん(蹴りたい)。自分で示していかないと。結果がすべてなので」。浦和では長い距離のFKの際にキッカーを務めることもあるが、ハリルジャパンでは右足なら香川、左足ならFW本田圭佑がキッカーの一番手。さらにはMF清武弘嗣やMF柏木陽介らも控えている。

 9月8日にイラン・テヘランで行われたアフガニスタン戦(6-0)ではDF吉田麻也が直接FKを蹴って周囲を驚かせたが、今度は槙野が蹴るシーンも訪れるのだろうか。吉田は「あの日、蹴るのに1年半かかっている。FKを蹴るのにも序列があるので」と苦笑いしていたが、果たして――。

(取材・文 西山紘平)


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