宇佐美が腹筋ネタ卒業宣言「話すことはない」

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 シンガポールでの初日の練習後、ハリルホジッチ監督から付きっ切りで腹筋トレーニングの指導を受けたFW宇佐美貴史(G大阪)。この日も指揮官から何やら話しかけられている様子が見られたが、そのことについて報道陣から聞かれると、「いや、話すこともないかなと思う」と、もはやお馴染みになっている腹筋ネタについて触れることをやんわり拒んだ。

 ハリルホジッチ監督の就任以来、体脂肪率の高い選手は毎回厳しく指摘を受けており、宇佐美はその代表格だった。だが、指揮官の要望どおり、食事と日頃のトレーニングを改善し、徐々に筋肉質の身体に。今ではトレーニングウェアの上からでも分かるような盛り上がった腹筋がついてきた。復筋ネタや体脂肪ネタはもう卒業、ということなのだ。

 それよりも今大事なのは、6月の対戦を0-0で終え、よもやの勝ち点2を失う形となってしまったシンガポール戦でいかにゴールを奪い、勝利をおさめていくかだ。試合を2日後に控えたこの日の練習では、攻撃の形を細部まで確認しながら、さまざまな形でゴールに迫っていくことを確認し合った。もちろん、試合の状況に応じて個々の判断も必要になる。

 短期間で選手同士が合わせていくことも欠かせないが、それに関しては「もうお互いにどういうスタイルかは理解できているし、少ない期間で合わせることに慣れている選手が多い」と自信を見せる。

 10月8日のW杯アジア2次予選・シリア戦でゴールを決めた宇佐美だが、その後、所属するG大阪ではゴールがないだけに、「そこにはこだわっていきたい」と力説。「大事なのはフィニッシュの質。そこにいくチャンスはたくさんあると思うので、あとはフィニッシュの質を高めること」と意を決したように言った。

 ハリル政権下で肉体改造を果たしつつある宇佐美が、プレー面に言葉を集中させた。

[写真]9日の全体練習後、宇佐美貴史がハリルホジッチ監督から直接腹筋の指導を受ける

(取材・文 矢内由美子)


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