ドローンを用いた防災プロジェクトを推進している青山学院大学の古橋教授。国内では大規模なドローンレースを開催できる場所や条件は厳しいが、防災プロジェクトの啓蒙も含めて、今後も継続して行きたい意向とのこと(撮影:防犯システム取材班)

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 日本初となる本格的なドローンレースイベント「ドローンインパクトチャレンジ2015」が、7日に千葉県香取市で開催された。同イベントでは、エキシビジョンとして産業用ドローンの実用デモや、災害時の情報伝達手段としてのドローン活用提案デモなどが行われていたのでイベント全体の様子と共に各デモの模様を紹介していこう。

●ドローン視点の映像を元に操縦

 イベント当日は、約50人のレース参加者と500人ほどの観戦者が集結。今までにないイベントということで、多くのマスコミも詰めかけていた。

 中でも注目を集めていたのが、FPVドローン(First Person View「一人称視点」)を使った「マスタークラス」。ドローンに搭載された小型カメラの映像を操縦者がヘッドセットなどで受信し、その映像を見ながら操縦し、レースを行うというものになる。

 ちなみにこのFPVドローンを使った「マスタークラス」への参加には、アマチュア無線免許が必要。

 最高速度は100km/hにも及び、ドローン視点の映像は現地でモニタリングされたり、インターネットで配信されたりと、操縦者に加えて観戦者まで臨場感のある映像を楽しむことできるという趣向になっていた。

●災害拠点をドローンで周知

 昼休みに行われたエキシビジョンでは、産業用ドローンとして実用投入されている自立制御システム研究所による純国産ドローン「MS-06LA」の自立飛行デモや、災害時の情報伝達手段としてのドローン活用提案デモが紹介された。

 今回、取材班が注目したのは、害時の情報伝達手段としてのドローン活用提案デモ。ドローンが災害拠点、避難場所、トイレなどを知らせる看板や垂れ幕(デモでは箱形のものが使われた)をつり下げてホバリングすることで、通信インフラが遮断されたような状況下で、被災者や避難者に対して目視による目印を提供することを目的としている。

 このデモを行ったのは、青山学院大学の古橋教授で、災害時の地図情報を構築するボランティア集団「クライシスマッパーズジャパン」の代表を務めている。

 また、今回デモは行われなかったが、ドローンに搭載したカメラやセンサーを利用して災害状況の把握、被災地図の作成など、ドローンを使った防災・減災活用なども古橋教授は想定しているという。

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