会社の電話を取りたがらない人の心理

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会社で電話が鳴っているのに、知らんぷりしてとらない人にイラッとした経験はないだろうか。新入社員の時に3コール以内に電話をとれと習わなかったのか!と怒りの心頭のみなさんに代わり、電話を取りたがらない人の心理について、心理学者の内藤誼人先生に聞いてみることにした。

■電話が鳴っても出ない理由

先生、なぜ電話にでないのでしょうか!!

「電話に限らず、自分に自信が持てない人はすべてのことに対して“受け身”なんですよ。電話にも出ませんし、自分からも電話をかけません。仕事もすべて受け身ですし、恋愛でも、おそらく自分から告白したり、アプローチしたりはしないでしょう。『行動しない』というのは、自信の欠如の表れなのです」(内藤先生)

敬語を話す自信、自分の声に対する自信、仕事に関する知識の自信がないため、電話に出ないというのだ。自分にかかってきた電話は仕方なく受けるが、そうでないのならなるべく遠慮したいという本音の表れでもあると内藤先生は指摘する。

■人はそもそも電話が苦手

「もうひとつ電話をとりたがらない理由があります。それは、大半の人が、『自分はあまり会話がうまくない』と思っていることです。ほとんどの人が会話に苦手意識を持っているのです。対面での会話に比べ、電話はさらにハードルが高くなります。なぜなら、対面での会話であれば、相手の表情を確認しながら話を進めることができますが、電話ではそれができません。電話で頼りになるのは相手の声だけ。相手が何を考えているのか、どういう気持ちなのかを推測することが難しく、対面の会話よりもさらにハードルが高くなるのです。そのため電話を躊躇してしまうのです」(内藤先生)

ただでさえおしゃべりが苦手であるのに、声のみでコミュニケーションしなければならない状況が、さらに電話を取ることをためらわせる要因になっているのだ。

自信がないから電話を取らないのであれば、自信さえつけてしまえば電話に恐れはなくなるはず。人は、たくさんの経験をすることでスキルを上達させることができる。それは会話においても言えること。どんどん電話に出て会話の技術を磨いてもらうことが、電話に出てもらえないジレンマの解決策である。そのためには電話の取次ぎ研修など、自信を持てるように導いてあげることも大切なのかもしれない。

「教えて!goo」では、「電話応対の際に気をつけている事は?」ということで、みなさんの意見を募集中!

(取材:玉造伸一、編集部)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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