火星も行けちゃう? NASAが新宇宙飛行士の募集を12月開始。宇宙での活動増に備え人員拡充

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NASAは、宇宙飛行士の候補生募集を12月14日に開始します。最終選考は2017年半ばになる見通し。米国ではSpaceXとボーイングが商業用宇宙船を開発しているほか、NASAもスペースシャトルに代わる宇宙船オリオンの開発を進めており、米国独自の有人宇宙飛行ミッションが増えると予想されています。

NASA がいま宇宙飛行士の募集を始める理由は、2030年代の火星有人探査に向け、宇宙空間における作業の増加が予想されるため。特に、2011年にスペースシャトルが引退して以降、米国は単独で宇宙に飛行士を送り出す手段がなく、ISS との往復もロシアのソユーズに頼っているのが現状です。

また、民間企業のSpace Xやボーイングが地球低軌道や宇宙ステーションへの往復用に有人宇宙船を開発しているほか、NASAも火星有人探査用にオリオン宇宙船を開発しており、これらが完成するにつれて、宇宙飛行士の出番も大幅に増えることが予想されます。

NASAの宇宙飛行士候補生の募集期間は12月14日から2016年2月半ばまで。最終的な選考結果の発表は2017年半ばに公表の予定です。



ちなみに、この募集は米国内を対象としたもの。日本人が宇宙飛行士を目指すのであれば、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が実施する宇宙飛行士募集プログラムに応募する必要があります。

JAXA の募集は不定期で、前回は2008年の実施でした。さらにその前は1998年で10年ものブランクが開いていました。もし宇宙飛行士になりたいと真剣に思うのであれば、いつでも募集に応じられるよう常に身辺の準備をしておく必要がありそうです。

なお、JAXA は火星有人探査に向けた技術開発には積極的な姿勢であるものの、いまのところ日本人宇宙飛行士を火星へ送り込むとは明言していません。