五郎丸さんが教えてくれたラグビー日本代表の成功メソッドを取り入れてアレをシャキッとさせるルーティン検討会の巻。
おいアレ、世界で飛躍した手法を学ぶぞ!

最近はよくラグビー日本代表の成功について考えています。ここから何を学び、どう活かすべきか。あの奇跡を成し遂げた手法は、丸ごと転用とはいかないまでも学びの宝庫であるはずです。ラグビーで日本代表が南アフリカ代表に勝利するほどのアップセットはそうそうない…というか空前絶後なわけで、ここから学ばない手はありません。

一番手っ取り早く思いつくのはサッカーへの転用です。しかし、それは五郎丸さんがちょっとサッカー番組に出て「フィジカルバトルから逃げないこと」「日本人は小さいという考えを捨てないとダメ」とコメントしたという記事が流れただけで、軽めの炎上みたいになってしまう取扱注意案件。痛いところを突かれると過剰反応してしまうのかもしれませんが、真っ先にオススメしても受け入れられないかもしれません。

まずは肉の重要性に理解があるジャンルから攻めていかなくては。

心技体という三要素がよく言われますが、あれも最初から「体技心」と順番を替えておくべきものでした。どんなに心が強くても技のある選手に勝てるわけではなく、どんなに技があってもドーンと当たって飛ばされるようじゃ技を活かす隙もないのです。1回戦「体力勝負」で決着がつかないとき、2回戦「技術勝負」にうつり、まだ決着がつかないときに3回戦「メンタル勝負」が始まる。それがスポーツの大原則ではないでしょうか。その3連戦、1回戦で負けたら2回戦以降はナイのです。

筋肉をつけて悪いことはおそらくないです。もちろん何でも「やり過ぎ」はダメですが、それは言葉のマジックに過ぎません。「過ぎればダメ」なのは当たり前。呼吸だって吸い過ぎれば苦しいのです。世界で一番瞬発力のある男はガチムチですし、中長距離を「走る」ことだけに特化したモハメド・ファラーのような陸上選手でも香川真司さんくらいの体格はあるのです。それより短い距離を、長い時間かけてゆっくり走るサッカーで、今より肉をつけたら必要な走力が失なわれるなんて考えられません。

意識的に筋肉をつけることはどう考えても必要で、筋肉をつけてスピードが上がることこそあれ落ちるなんてことは到底考えられず、そもそも「過ぎる」状態まで筋肉つけるほどトレーニングできないだろう、と。「過ぎる」状態までつけようと思ったら、それはそれでボディビルダーみたいなハードトレーニングが必要なわけで、そんなにできないでしょう。

その辺で見る「何もやってない」外国人と自分たちの周囲の日本人を比べたとき、成り行きで勝手につく肉の量にはかなりの差があると言わざるを得ません。連中は何もしなくても足りているかもしれないけれど、コッチは意識して肉をつけないとイーブンの条件にならない。特に集団でやる競技では全員がそういう気持ちで肉をつけていかないと、どこかに穴ができます。叩けば壊れる穴があったら、叩いて壊されて、終わりです。

筋肉は駆動力で、筋肉は緩衝材。ベースとなる身体があってこそ、シーズンを通して稼働することや、ハードなトレーニングを積むこともできるわけで、何より先に身体づくりがあるべき。走り込みのように身体を絞る方向のものではなく、肉をつけて土台をデカクする作業が。そこはラグビーの成功から学べる全競技に共通する大方針だと思うのです。

もともとガチムチだったはずのラグビー代表クラスが、意識的に鍛えたら身体がひとまわりデカくなり、スピードは落ちなかった。そして勝った。これ以上、何を論じる必要があるでしょう。こう言うとすぐ「ラグビーは外人を使っているから勝ったんだ」と言い出す輩がいますが、「対戦相手は全員外国出身」「コッチは半分以上日本出身」という条件でやってるんですから、日本出身選手が穴なら勝てっこないでしょう。そこが穴じゃなくなった方法があるのなら、大いに学ぶ価値があるはずです。

ということで、ゆくゆくはサッカーなどほかの競技への転用も視野に入れつつ、取り急ぎは今すぐ埋めないといけないアレの穴を何とかしていきましょう。

◆肉はそれなりにつけているようだな、ヨシ、次はルーティンだ!

まずは話題となった五郎丸提言の確認から。7日にテレビ東京で放送された「FOOT×BRAIN」で、五郎丸さんは「サッカーに活かせることないです?」という求めに応える形で、自分の成功体験を語っています。それは、まったくもって正論で、まったくもって当たり前のことばかり。

↓五郎丸さんは難しいことは言っていない!目を逸らしたくなる地味な現実を再確認しているだけ!
●自身の原点は「基礎」にある
五郎丸:「高校時代はパスの放り方から走り方から」
五郎丸:「基礎ばかりしていた」
五郎丸:「基本さえしっかりしていれば」
五郎丸:「大学、社会人で必ず花咲くから、と」
五郎丸:「当たり前のことを当たり前にすればトライが取れる」

●フィジカルバトルで逃げない
五郎丸:「(初めて日本代表に入ったときは)恐怖でしかなかった」
五郎丸:「その頃はラインが細かったので」
五郎丸:「コンタクトするのが怖かった」
五郎丸:「当時は(体重)80キロくらいで、現在は100キロ」
(中略)
五郎丸:「(南ア戦の勝利は)必然」
五郎丸:「世界一タフな南アフリカを相手に」
五郎丸:「フィジカルバトルで逃げなかった」
五郎丸:「世界一タフな練習をしただけあって」
五郎丸:「(W杯でも)普通に試合ができた」
五郎丸:「身体は大きくなりましたけど」
五郎丸:「走力は変わらなかったですね」
五郎丸:「スピードは変わらないです」

五郎丸:「フィジカルから逃げてしまうと」
五郎丸:「戦えないですよね」
五郎丸:「ラグビーもサッカーもそうだと思うんですけど」
五郎丸:「日本人は小さいからっていう考えを捨てないとダメ」
五郎丸:「しっかり摂取していいトレーニングをすれば」
五郎丸:「身体は必ず大きくなります」


●ミスを打破するために、普段からミスをさせる
五郎丸:「日本だとキレイに練習が終わるじゃないですか」
五郎丸:「(代表では)ワザとミスをさせるようなトリックがある」
五郎丸:「サッカーボールに石鹸水をつけてトレーニングしたり」
五郎丸:「上手くいっているのにいきなり監督がキレ始めたり」
五郎丸:「ミスがつづいてパニックになる状態をどう打破するか」
五郎丸:「これが練習に組み込まれている」

五郎丸:「すべてのスポーツが取り入れるべき練習方法でしょうね」

●ルーティンでメンタルをコントロールする
五郎丸:「(W杯で)自分がルーティンを持ってなかったら」
五郎丸:「どうなってたんだろうって思いましたよ」
五郎丸:「ゾッとしましたね」
五郎丸:「メンタルトレーナーっていう肩書はシックリこなかった」
五郎丸:「最初からシャットダウンだったんです」
五郎丸:「話していくと、自分が感覚でやっているものを」
五郎丸:「字に起こして、自分のものにする」
五郎丸:「自分がコントロールできるもので」
五郎丸:「メンタルにアプローチするという方法だった」


基礎が究極の武器で、フィジカルをいじめて、技術はミスを前提にした揺るぎないところまで突き詰め、メンタルは理屈でもってコントロールする!

普通だ、極めて普通だ!

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感想(0件)



魔法のような手法があるわけではなく、地味&地味の繰り返し。本当にあの奇跡を支えたのは、ひとりひとりが穴とならずに戦ったことだったり、単純なボール回しでミスを出さなかったりという「地味」の部分。選手をどこに何人置いて、このときの動きはこうで……というのは、勝負がもつれたところで出てくる話。どれだけ頭を巡らそうが、人数が多いわけではないのですから、「1対1」で穴があればすべてご破算です。穴を埋めるのは何だとなれば、まずは「肉」だろうと。

↓では本日の患者さんを紹介しますね!次の方、どうぞー!

茨城県出身、萩原寛(ゆたか)さん!

昭和61年7月3日生まれ、五郎丸さんと同い年の29歳!

身長187センチ、体重174キロ!

まずフィジカルについては、これはもうイジりようもありません。よくぞここまで肉をおつけになった。身長とほぼ同キロ数の肉をつけるなんてドラえもん並みの恵体です。聞けば、早朝トレ⇒食事⇒睡眠⇒食事⇒⇒睡眠⇒食事⇒睡眠というラグビー日本代表並みのハードトレーニングを10年以上つづけているとのこと。怪我とも無縁ということで。土台となる身体はバッチリできているようです。

つづいて技術面。萩原さんの普段の練習は、基礎に首までどっぷり浸かっている状態とのこと。戦術練習などはほぼ皆無で、歩く動作をひたすらやったり、柱に向かって体当たりしたり、ほかの選手と相互に動作を確認することの繰り返し。地方を転々と遠征しながら、慣れない環境でトレーニングをする日も多いとのこと。スパイクやレガースなどサポート用の器具を基本使わず、砂地に裸足というミスの出やすい環境で練習されているそうで、技術面の煮詰まりはかなりのものと見受けられます。スコップを持っての基本動作確認は、ウェイトトレの意味合いもありそうですね。

↓10代の頃から比べると、本当に大きくなりました!


フィジカルバトルから逃げなかった!

キチンと大量に摂取して、昼寝すれば、身体は必ず大きくなる!

体・技の部分はここからちょっとイジってももう変わらない、となれば3回戦「メンタル勝負」の出番です。萩原さんはもしかしたらメンタルの部分に課題があるのかもしれません。ここで五郎丸さんの手法を取り入れれば、「ゾッとする」ような緊張の瞬間でもいつも通りにことが運ぶのではないでしょうか。「いつも通りに行動する」ことだけに集中することで、余計な緊張を遠ざけて平常心で臨むことができるというルーティン。取り入れない手はありません。

↓患者さんは何か特別な動きをしているか、見てみましょう!まずはこっぴどく負けた一番から!


試合会場に上がる

直立して手を叩く

右に四股

左に四股

直立

塩をとる

塩をまく

直立して手を叩く

右に四股

左に四股

直立

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

塩をとる

塩をまく

直立

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

尻を叩く(右)

尻を叩く(左)

タオルで顔を拭く

タオルで脇を拭く

顔を叩く(左)

顔を叩く(右)

塩をとる

直立

塩をまく

塩を舐める

お腹叩く

塩を舐める

お腹叩く

眉毛ピクピク

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立ち遅れる

負ける


↓それでは次に完勝と言える内容で相手を退けた最新の一番です!



試合会場に上がる

直立して手を叩く

右に四股

左に四股

直立

塩をとる

塩をまく

直立して手を叩く

右に四股

左に四股

直立

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

尻を叩く(右)

尻を叩く(右)

塩をとる

塩をまく

直立

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

尻を叩く(右)

尻を叩く(左)

尻を叩く(右)

(映らず)

塩をとる

直立

塩をまく

お腹叩く

塩を舐める

お腹叩く

塩を舐める

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

寄り切り

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感想(0件)



一部中継で見えない箇所があるので何ともですが、この動作全体がルーティンのようでありながら、細かく見ていくと尻を叩く回数や場所が微妙に違っています。五郎丸さんの拝みポーズのように、基本となるポジションもなく、何となく感覚で尻を叩いたり顔を叩いたりしている。対戦相手が「ここで大きく背中を反らして」など決めポーズを導入しているのに比べると、まったくもってルーティンらしさがありません。眉毛をピクピクさせたり、目をシパシパさせたり、唇をモーニョモニョさせたり、余計な動きが増えることさえ。

まずは自分のいいときの動作をしっかり紙に書いて、自分が何回尻を叩いて試合に臨むのか、どちら側の尻を叩くのか、基本形をつかむことから始めましょう。そして、試合ではその「ルーティン」を正確にトレースすることだけに集中するのです。そうすれば余計な緊張に心をとらわれることもなくなり、いい状態で試合に臨むことができるのではないでしょうか。

↓では、基本の動きを再現しつつ、特徴を出したルーティンを考えていきましょう!
試合会場に上がり、スコップを持つポーズ

直立して手を叩く

右に四股

左に四股

直立

塩をとる

塩をまく

直立して手を叩く

右に四股

左に四股

直立

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

尻を叩く(右)

「ヘイ!」

尻を叩く(右)

「ヘヘヘイ!」

塩をとる

塩をまく

直立

しゃがむ(そんきょ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

尻を叩く(右)

「ヘイ!」

尻を叩く(左)

「ヘヘヘイ!」

尻を叩く(右)

「ヘイ!」

尻を叩く(左)

「ヘヘヘイ!」

尻を叩く(右)×3

「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」

尻を叩く(左)×3

「ヘヘヘイ、ヘヘヘイ、ヘヘヘヘヘイ!」

塩をまく

「WOW!」

しゃがむ(そんきょ)

「デデッデッデッデッ」

立つ

しゃがむ(そんきょ)

「デデッデッデッデッ」

立つ

しゃがむ(そんきょ)

「デデッデッデッデッ」

立つ

しゃがむ(そんきょ)

「オッパーカンナムスタイル」

立つ

しゃがむ(そんきょ)

「デデッデッデッデッ」

立つ

しゃがむ(そんきょ)

「デデッデッデッデッ」

立つ

しゃがむ(そんきょ)

「デデッデッデッデッ」

立つ

しゃがむ(そんきょ)

「オッパーカンナムスタイル」

立つ

しゃがむ(仕切り)
高速で立つ
タオル振り回す(みんなも一緒にー!)
しゃがむ(仕切り)
高速で立つ
タオル振り回す(みんなと過ごしたこの時間!)
しゃがむ(仕切り)
高速で立つ
タオル振り回す(最高の宝物だよ!)
しゃがむ(仕切り)
高速で立つ
タオル振り回す(絶対に絶対に忘れない!)
しゃがむ(仕切り)

塩をとる

「お前らまだまだやれるのかー!」

塩をまく

お腹叩く(右)

塩をとる

「いっくよー!」

塩をまく

お腹叩く(左)

塩をとる

「全力ー!」

塩をまく

お腹叩く(右×3)

塩をとる

「キ、セ、ノ、サ、トゥ!」(ジャンプ)

塩をまく

お腹叩く(右×4、左×1、右×4、左×1)

塩を舐める

お腹叩く(右、左、右、左、右、左、右、左、右、左、右、左)

「デケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケデケ……」

大きくジャンプしてから一気にしゃがむ(そんきょ)

「DoooooooooooooN!!」(両手を翼のポジションで広げ、軽く身体をゆすりながら決めポーズ)

立つ

しゃがむ(仕切り)

立つ

寄り切り

まずはこんなもんか…?

細かい踊りはこれから調整しよう!

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まぁちょっと今日は適当なんですが、これをトレースすることに集中したならば試合の緊張というのは忘れられるのではないかと、大きな手応えを感じでいます。もはや唇をモーニョモニョしている余裕などないでしょう。もうちょっと練り込むと、お客さんも含めてパーリータイムという感じの仕上がりにも持っていけるかと思います。世界を席巻したラグビーメソッド、ぜひ取り入れていただきたいものですね。

ルーティンさえ身につければ、アレも実力を発揮できるかもしれません!