2戦連続先発の長友が決勝点の起点に…後半に主将マークも巻き勝利に貢献

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 セリエA第12節が8日に行われ、トリノと日本代表DF長友佑都の所属するインテルが対戦した。

 前節、ローマとの上位対決を制し、2連勝中のインテル。今節は、ホームで無敗をキープしているトリノとのアウェーゲームに臨む。ローマとの大一番でスタメンを勝ち取った長友が、左サイドで2試合連続の先発出場となった。

 試合が動いたのは31分、インテルが先制に成功する。左サイドで獲得したFKで、キッカーを務めた長友が鋭いボールを中央へ送る。ニアサイドにいたロドリゴ・パラシオが頭ですらすと、ファーサイドに流れたボールをジョフレイ・コンドグビアが倒れ込みながら左足で合わせて、先制のゴールネットを揺らした。コンドグビアの移籍後初ゴールで、インテルが1点リードを獲得し前半を折り返す。

 後半の立ち上がり、トリノがチャンスを迎える。48分、右サイドからのクロスに、DFの裏を取ったファビオ・クアリアレッラがダイレクトで右足のボレーシュートを放つが、GKサミール・ハンダノヴィッチに阻まれる。さらにゴール前でこぼれ球にアンドレア・べロッティが詰めるが、これもハンダノヴィッチに右手1本でセーブされ、得点とはならなかった。

 インテルは67分、マウロ・イカルディを下げてイヴァン・ペリシッチを投入し追加点を狙う。イカルディがつけていたキャプテンマークは長友に渡った。終盤に猛攻を見えるトリノは80分、右サイドからのアーリークロスをクアリアレッラがエリア内左で収め、反転して左足シュートを放つが、わずかにゴール左に外れた。88分にはジュゼッペ・ヴィヴェスがエリア内左に抜け出しシュートを放つが、飛び出したハンダノヴィッチにブロックされた。

 試合はこのまま終了し、先制点を守り切ったインテルが1−0で勝利を収め、リーグ戦3連勝。敗れたトリノはホーム初黒星で、6試合勝利から遠ざかる結果となった。なお、長友は2試合連続でフル出場を果たした。

 インテルは次節、代表ウィークを挟んで、22日にフロジノーネをホームに迎える。一方のトリノは同日にアタランタとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
トリノ 0−1 インテル

【得点者】
0−1 31分 ジョフレイ・コンドグビア(インテル)