滑り込みで出場権を得た今大会で来季シードを確保 上原は安堵の表情を浮かべた

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<TOTOジャパンクラシック 最終日◇8日◇近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード・パー72)>
 「昨日までとは別のコースみたい。集中を切らさないようにプレーをしようと思った」。舞い込んだ幸運を雨中でしっかりとつかみ取った。バリ島でのイベントに参加していた選手が近隣の火山噴火のために足止めされて巡ってきた出場権。出場中だった日本ツアーのQTを蹴って今大会を選んだ上原彩子は、トータル5アンダーの39位タイで3日間の戦いを終えた。
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 賞金ランク80位までに与えられるシード権まではわずか1,400ドル。予選落ちのない今大会は単独最下位でも2,708ドルが加算されるため、上原は完走さえすればシード入りを果たす見込みだった。唯一の条件は、同ランク82位で上原と同じく繰り上がりで出場権を得たミナ・ハリガエの成績を上回ること。ハリガエは67位タイに終わり、その条件もクリア。「もう、大丈夫だと思う(編注:最新の賞金ランクで79位となる見込み)」とシード確保を確信した。
 今大会のスタート前にはシード確保の先にある目標も見据えていた。米国女子ツアーには賞金ランクとは別に試合ごとのポイントでランキングを決定する“CMEグローブ”ランキングがあるが、その上位70名が最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に出場することができる。上原の大会前のランキングは77位。「他の選手の状況にもよるけど、13位以内なら最終戦も出ることができてそれを目標にしていたけど、思うようにはいかないですね」と75位タイに終わり、今季の上原の米ツアー日程はすべて終了した。
 今後は推薦をもらった国内女子ツアー「伊藤園レディース」に出場して今年のスケジュールをすべて消化。1月からスタートする来シーズンに向けて年内にも暖かい場所で合宿をするプランもある。ともあれ、シードを確保した安堵感に自然と表情は緩む。「こんな言い方はアレですけど、(欠場した)ムニョスとレカリには感謝しないといけないですね(笑)」。
 だけど、幸運だけでシードはつかみ取れるものではない。チャンスが舞い込んだのも、この1年地道に賞金と堅実なプレーを積み重ねてきたからこそ。米ツアー本格参戦3年目をしっかり戦い終えたことに、まずは胸をはっていいはずだ。
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