Doctors Me(ドクターズミー)- 【11月8日はいい歯の日】口腔内の環境を悪くする「バイオフィルム」について知ろう。

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いつまでも美しく健康な歯で毎日を過ごしたいですよね。そのためには毎日の歯磨きが基本です。

ですが、いくら歯磨きをしても虫歯になったり、口臭が気になる人、治療をした歯が繰り返し虫歯になる人もいるでしょう。 それはもしかしたら「バイオフィルム」のせいかもしれません。今回はこのバイオフィルムについて、歯科医の先生にお話を聞いてきました。

バイオフィルムって何?

歯垢は数日経つとバイオフィルムの形態になります。バイオフィルムとは、細菌とむし歯の原因菌が産出する、強い粘着性の物質で構成された膜状のものです。歯と歯の間や、歯と歯肉との境目など、歯ブラシが届きにくい部分に増えていくとされています。

歯周病は、歯垢の中の細菌により歯肉に炎症が起こり、歯周ポケットが形成されるところから始まります。このポケットの内部でバイオフィルムが増殖すると、歯肉の炎症が拡大し、 歯周ポケットがさらに深くなります。そして骨の吸収が始まり歯がグラグラして、最終的に歯が抜けてしまいます!

バイオフィルムが歯面にある限り、口腔内の環境は改善されないのです。

バイオフィルムを取り除くには

バイオフィルム強い粘着性があるので、歯ブラシでは取りづらく、機械による除去が必要です。スケーリングは歯に付着している汚れや歯石を除去しますが、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥ-ス・クリーニング)はこのバイオフィルムを効果的に除去する方法です。

【PMTCの治療の流れ】※一例です
1. 専用器具(ゴム製のチップやブラシ)を使用しての歯面清掃
2. 専用薬剤を使って歯面研磨
3. フッ素仕上げのペースト等の塗布

PMTCの治療目的
1. 虫歯の予防
歯垢とバイオフイルムを除去し、再付着を防ぎ虫歯を予防すること。

2. 歯肉炎、歯周病の改善・予防
歯垢を機械的に除去することで、歯肉の炎症症状が改善し、歯肉が引き締まり、歯周病の予防につながります。

3. 歯質の強化
フッ素ペースト等の使用により、歯の再石灰化を促進し、歯のエナメル質を強化します。  

4. 審美性の向上
歯に沈着した色素を取り除くことにより、美しい歯面になります。定期的に行うと、歯面に汚れが着きにくくなります。

口腔内環境などによりますが、2、3ヶ月でまたバイオフィルムが再生されるとされる可能性があります。定期的にPMTCを行うと効果があります。

歯科医師からのアドバイス

毎日の歯磨きというご家庭でのケアに加え、隠れた汚れを取る専門家によるPMTC等のケアを併せて行うことで、美しく健康な口腔環境が得られます。

「歯ブラシをしているのに…」と思われている方は、 今度の定期検診でブラッシング指導とPMTCのことも相談してみて下さい。お口の悩みが解決するかもしれませんよ。

(監修:Doctors Me 歯科医師)