トヨタ自動車は6日、人工知能技術の研究・開発の拠点として、新会社「トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TOYOTA RESEARCH INSTITUTE)」(TRI)を、米カリフォルニア州のシリコンバレーに2016年1月に設立すると発表した。今後5年間で約10億ドル(約1,200億円)を投入する計画という。

 同社によると、今後は新会社TRIを技術イノベーションの拠点と位置づけ、人工知能技術に関する研究・開発を加速させる方針。最高経営責任者(CEO)には、米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)でロボット競技大会「ロボティクス・チャレンジ」のプログラム・マネージャーを務めた経歴を持つギル・プラット氏が就任する。

 社員数は200名規模となる予定で、優秀な研究者を集めるとともに、マサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学に設立した研究センターとの連携を進めるなど、研究体制を強化していくという。

 プラットCEOは、「事故を起こさないクルマ、誰もが移動の自由を享受できるモビリティ、高齢者の尊厳ある老後をサポートするロボットなど、人と協調できる人工知能技術の開発に取り組む」とコメントしている。