Q:仕事が多忙でストレスも相当あります。朝食や昼食もいつも慌ただしく、ゆっくり食べたことがありません。趣味もなく、結局、お酒でストレスを紛らわしています。この状況を打開する方法はありませんか?(48歳・自営業)

 A:生活スタイルは自分で変えようと思わない限り、変えられないものです。本気で変えたいと思うことが必要です。
 とはいえ、ライフスタイルを急に180度転換するのは無理でしょうから、ご自身ができる範囲から改善していくしかありません。
 例えば食事です。朝も昼もゆっくり食べることはないそうですが、早食いの習慣は、消化酵素である唾液と食物がよく混ざらないため、胃腸に負担がかかり、健康にも良くありません。
 仕事やストレスが多いと、ゆっくり食べる時間的、精神的余裕がなくなるため、早食いになりがちです。
 食べる時間を確保する工夫がまずは第一ですが、早食いを改めるコツとしては、一口ぶんだけ口に運んだら箸を置き、よく噛んでから飲み込むようにしましょう。
 また、水などの飲み物を食事中に食卓に置かないことも一つのコツです。飲み物を食物と一緒に摂ると、十分に咀嚼する前に飲み込んでしまうからです。
 よく噛んでゆっくり食べると、少量でも比較的満腹感が得られるので、食べ過ぎにもなりません。

●健康づくりにも覚悟が必要
 もう一つ、オススメしたいのが運動です。例えば通勤を利用して、最寄りのバス停や駅の一つ手前から乗り降りするなど、歩く機会をつくると良いでしょう。1日1万歩が望ましいので、目標達成のために万歩計を携帯するのも良い方法です。
 お酒は楽しみながら、適量を飲むのが良いでしょう。ただし、多くの人は長期の飲酒で酒量が増えていきがちですので、注意が必要です。
 また、一人で飲むお酒ではなく、仲間とのコミュニケーションツールとしての飲酒がオススメです。仲間との会話の中で、趣味を見つけることもできます。
 最後にもう一つ、ストレス解消には十分な睡眠をとることです。健康づくりには、自分の人生を自分でマネジメントするのだという、覚悟と実行力が重要なのです。

首藤紳介氏(表参道首藤クリニック院長)
 久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院、湯島清水坂クリニック等の勤務を経て、表参道首藤クリニック院長。自然療法や代替医療をはじめ、水素温熱免疫療法や再生医療(臍帯血幹細胞治療)などの高度先進医療を実践。