ボクシング元世界2階級王者・亀田大毅が左目網膜剥離のため引退を発表した。昨年6月の練習中に発症したという大毅は、これまで計3度の手術を行ったが、9月の復帰戦に敗れ、引退を決意したという。

すると、大毅と同じく網膜剥離を患いながらも復帰を果たした総合格闘家でUFCファイターの川尻達也は自身のブログで「亀田大毅氏網膜剥離により引退に想う。」と題し、自らの体験や想いを綴った。

「同じファイターとしてあの若さで色々なものを背負い、色々なものと戦いながら結果を出してきた事は本当にリスペクトしています」。こう切り出し、大毅を労った川尻だが、「彼は世界チャンピオンになり結果を出した」という反面、自身については「私はUFCチャンピオンにはまだまだ。何も結果を出してません」とキッパリ。「最後の最後まで足掻いてやろうと思っています」と続けた。

ファイターにとって致命的とも言える網膜剥離だが、川尻がこれを患って尚、現役続行に意欲を見せるのには理由があるという。

「1度目と2度目の手術を地元の大学病院でバックリング手術を受けました」という川尻は、2度とも再発したため、3度目の手術は、バックリング手術に比べて再発のリスクや負担が少ないとされる網膜硝子体手術を選択。その後、見事に復帰を果たしている。

3度の網膜剥離にも諦めず、今年6月には世界最高峰のMMAイベント「UFC」で強豪デニス・シヴァーを破っている川尻。ブログの最後には「もし網膜剥離と診断された格闘家の方がいて競技を続けたいなら網膜硝子体手術がいいです」と呼び掛け、自身が手術を受けた眼科を紹介した。