これからの年賀状作りはタダが常識? はがきデザインキット 2016は今年もスゴい
10月29日、日本郵便が「はがきデザインキット 2016」を公開した。これは、日本郵便が無料で提供している年賀状作成ツールの最新版だ。

来年の干支である申(さる)のテンプレートやイラストも充実していて、完成度はとても高い。毎年、市販の年賀状作成ソフトを使っている人も、ぜひ一度試してほしい。

●日本郵便が無料で提供している年賀状作成ツール
まだ11月が始まったばかりなのに「年賀状」を取り上げるのは、ちょっと気が早いかもしれない。しかし、今年も年賀状作成ソフトの購入を予定しているなら、その前に、ぜひ今回紹介する「はがきデザインキット 2016」を試してほしい。

「はがきデザインキット 2016」は、日本郵便が無料で提供している年賀状作成ツール。最新バージョンは10月29日に公開されたばかりだが、来年の干支である申(さる)用のテンプレートやイラストが豊富に用意され、機能・操作性ともに、市販の年賀状作成ソフト顔負けの完成度なのである。


日本郵便が無料提供している「はがきデザインキット 2016」のページ。市販の年賀状作成ソフト顔負けの高い完成度を持つ。


●無料ツールは「ウェブ版」「インストール版」「スマホアブリ版」の3タイプ
用意されているのは、「ウェブ版」「インストール版」「スマホアブリ版」の3つだ。

ウェブ版はWebブラウザだけで利用できる簡易バージョン。
とはいえ、テンプレートベースのデザイン編集機能と住所録の作成・管理機能を備え、年賀状作成に必要な機能はひととおり揃っている。印刷サービスとの連携で、作った年賀状を印刷して宛先に直接送ったり、いったん自宅に配送したりすることも可能だ。

「インストール版」は、パソコンにインストールして利用する高機能バージョン。
利用するには「Adobe AIR ランタイム」が必要となる。
テンプレートやイラストなどの素材は1000点以上用意され、デジカメ画像を取り込んだり、配置や色を自由に変更できたりと、編集の自由度はウェブ版より圧倒的に高い。住所録作成では、自宅/会社の住所を登録できて、連名設定もできる。

「スマホアプリ版」は、iOS版とAndroid版が用意されている。
テンプレートは300種類以上用意され、スマホで撮影した画像を組み合わせたり、オリジナルのメッセージを入力したりできる。
作成した年賀状は、プリンタで印刷できるのはもちろん、相手に直接郵送したり、自宅に届けたりすることもできる。さらに、Twitterやメールで送ることも可能だ。


ウェブ版はブラウザベースで利用する。簡易版だが、デザイン編集、住所録の作成・管理機能も搭載。年賀状作成に必要な機能はひととおり揃っている。



インストール版はパソコンにインストールして利用するタイプ。「Adobe AIR ランタイム」をインストールすれば、WindowsでもMacでも利用できる。1000種類以上の素材が利用できる高機能バージョンだ。



インストール版の住所録作成画面。自宅/会社の住所を別々に登録したり、連名を設定したりする機能も用意されている。



スマホアプリ版。画面はiOS版だ。テンプレートをベースに作成し、印刷することもできるし、Twitterやメールで相手に送ることもできる。



パソコン全盛の時代、年賀状は年賀状作成ソフトで作るのが当たり前だった。
年末が近づくと、年賀状作成ソフトがバージョンアップされ、書店にはテンプレートやイラスト満載の関連書籍が並ぶのが風物詩だ。こうした状況は、いまも変わっていないが、そろそろ、そういう時代も終わりつつあるのかもしれない。

もちろん、既存の年賀状作成ソフトに比べれば、「はがきデザインキット 2016」は機能も素材も数は少ない。しかし、無料でこれだけの機能・素材が利用できれば十分と考えるユーザーも多いはずだ。

もしも、まだ使ったことがなければ、ぜひこの機会に「はがきデザインキット 2016」を試してほしい。

年賀状作成ソフトにお金を使うのは、それからでも遅くはないだろう。

はがきデザインキット 2016


井上健語(フリーランスライター)