雪辱誓うハリル…シンガポール戦は「我々自身のリベンジ」

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 5か月前の借りを返す時だ。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は5日、都内で記者会見を行い、12日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦、17日の同カンボジア戦に臨む日本代表メンバー23人を発表。アウェー連戦となる年内のラスト2試合に「勝つことが野心」と述べた指揮官は、シンガポール戦を「我々自身のリベンジ」と位置付けた。

 6月16日に埼玉スタジアムで行われたシンガポール戦。ホームでのW杯アジア2次予選初戦はまさかのスコアレスドローに終わった。一方的に攻め込み、シュート23本を浴びせながら、相手GKの好セーブもあり、1点が取れなかった。ハリルホジッチ監督は試合後の記者会見で「長いサッカー人生の中で、このような試合を見たのは初めてだ」と呆然とした表情で語った。

 指揮官が初めて直面した、日本代表永遠の課題とも言える決定力不足。「まだ飲み込めない状況だ。あのときのシンガポール戦をまだ私が理解できていない状況がある」。5か月が経った今も、当時の“傷”は癒えていない。

「あんなにもチャンスをつくって……。ただ、こういう日もあるんだなと(思うしかなかった)。今回はあのようなチャンスを得点につなげたいが、だれも予想することはできない」

 そう振り返るハリルホジッチ監督は闘争心をかき立てる。「これは我々自身のリベンジだと思わないといけない。もう一回言うが、我々自身のリベンジだ。モチベーションをハイレベルなところでキープしないといけない」と、敵地でのシンガポール戦に向けた決意を述べた。

「シンガポールで絶対に勝つ。選手にはそういう話をする。勝って(グループE)1位をキープしたい。結果を出したい」。日本代表はシンガポール戦から新ユニフォームを着用する。新たな“戦闘服”とともに戦う初陣でシンガポールに雪辱を果たし、“リスタート”を切るつもりだ。

(取材・文 西山紘平)


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