発売目前【Surface Pro 4】は果たして買いか?
 タブレットとノートPCの性質を併せ持つ超軽量タブレットPC「Surface」シリーズの最新作「Surface Pro 4」の発売が、11月12日に迫っている。前作「Surface Pro 3」の国内発売から1年4ヶ月という期間でリリースを迎える最新モデルの主な進化点をまとめてみよう。

◆より高解像度に進化して画面も綺麗に

 前作のSurface Pro3と比較し、Surface Pro 4で大きく進化したポイントがディスプレイだ。サイズは前作の12インチから12.3インチと僅かにサイズアップしているだけだが、解像度は前作の2160×1440ピクセルから2736 x 1824ピクセルへと大幅に高くなっている。

 ほぼ同じサイズのディスプレイでありながら、1インチあたりのドット密度が216PPIから267PPIへとアップしているため、写真や動画といった表現力が求められるマルチメディアファイルを、より美しく鮮明に表示してくれるのが大きなポイントと言えるだろう。

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◆メインカメラの画素数が向上

 Surface Proシリーズには、リアに設置されるメインカメラと自撮りに最適なフロントカメラが搭載されている。双方とも500万画素のカメラを採用していた前作に対し、Surface Pro 4はメインカメラの画素数が800万画素へとアップ。

 2000万画素を超えるスマートフォンやデジカメが主流となりつつある今では、多少物足りなさがあるが、会議資料やメモを記録するといったビジネスシーンにおける活用には、全く問題はないだろう。なお、フロントカメラは前作と同じ500万画素のものが採用されている。

◆第6世代のIntel Coreプロセッサ(Skylake)を搭載

 Surface Pro 4のCPUには、Intelがリリースする最新の第6世代「Intel Core(SkyLake)」プロセッサが搭載されている。また、従来のシリーズにも採用されていた「Intel Core i5」や「Intel Core i7」シリーズだけでなく、エントリーモデルに「Intel Core m3」を採用したモデルが新たにラインナップしている。

「Intel Core m3」は、モバイルPC向けに開発されたプロセッサで消費電力と発熱量が少ないといった特徴を持っている。ロングライフ性能の向上はもちろん、膝の上に乗せて使うといった移動中や外出先で利用するといった場合にも安心して利用できるのが嬉しい。

◆さらなる薄型化を実現し、本体重量も軽くなっている

 前作のSurface Pro 3と比べ、奥行きや幅と言った寸法こそほとんど変わらないものの、厚みが8.4mmと0.7mmのスリム化を実現。それに伴って質量も約800gから約767gへと軽量化が実現されているのも特徴。数十グラムの差とはいえ、常に持ち歩いて利用するユーザーなら、軽量化の恩恵を実感することができるだろう。

◆クリエイティブなユーザーに最適な1024段階の筆圧感知に新対応

 本体に同梱されるスタイラスペンは、従来の256段階の筆圧感知から1024段階へと機能強化。イラスト作成はもちろん、より細かな写真のレタッチを行いたいというニーズにも応えてくれる。また、別売りのキットを利用することで4種類のペン先を使い分けられる。なお、スタイラスペンのトップボタンを長押しすれば、Windows10から新たに搭載されたパーソナルアシスタント機能「Cortana」を呼び出すことができる。

◆Surfaceユーザー必携のアクセサリー「タイプカバー」にも進化ポイントあり

 SurfaceをノートPCスタイルで利用するために必須となるアクセサリーがタイプカバーだ。Surface Pro 4のタイプカバーは、ノートPCのキーボードなどに採用されるパンタグラフ方式を採用することで打感を向上。さらにキー同士がくっつき合う従来のモデルとは異なり、キーとキーの間に隙間を設ける「アイソレーション方式」を採用することで誤入力の防止とタッチ感の向上を図るといった進化が見られる。

 また、タッチパッドも大型化されているため、スムーズなポインタ操作を行うことができるのも大きな進化ポイントと言えるだろう。

 今年7月にリリースされたWindows10を標準搭載することに加え、ハードウェアにも様々な進化が見られるSurface Pro 4は、ノートPCに匹敵する性能を持つといっても過言ではない。軽量かつスリムな構造で持ち運びにも便利であるためモバイルユース中心のユーザーなら大きな恩恵があるだろう。

 ただし、小型化を優先したタブレットPCである以上、設置角度やストレージ容量などには制限があることは否めない。メイン機というよりは、モバイルユースに特化したセカンドマシンとして利用するのが賢い利用法と言えるだろう。<文・写真/古作光徳>

【古作光徳】
パソコン関連誌の編集部を経て、2006年にライターとして独立。主にパソコンやスマホ、家電関連誌などを中心に活動中。近年は車やバイク、将棋など、趣味関連誌の執筆や編集にも携わっている。