向井理が社長令嬢と結婚した“ムコ殿”を演じるドラマ「遺産争族」(テレビ朝日木曜よる9時)。10月29日放送の第2話では、祖父・河村龍太郎(伊東四朗)が結婚式を挙げたばかりの育生(向井理)に「わたしが倒れたら、すべてを君に託したい」なんて言い出し、大騒ぎ。やはり財産狙いかと、叔母たちが色めきたつ姿が描かれた。


“おかあちゃん”の愛は倫理を超える


龍太郎による突然の財産分与宣言は、「すべてを託したいというのはつまり、治療を頼みたいってことですよね」という育生の切り返しで一件落着。しかし、楓の父親・恒三(岸部一徳)は「できすぎだな」と、冷ややか。一方、育生の母親・華子(岸本加世子)も(「河村家の連中はサイアクだよ。金をちらつかせて、人を試すようなことをして!」と腹を立てる。

しかし、そんな華子も、育生が資産目当てでムコ入りを決めたと信じて疑ってない。育生が否定しても聞く耳を持たない。「将来のことを考えたからでしょ。自分の病院を持つときの資金を出して貰おうって」と決めつける。「俺はもっと、大きなことを考えてるんだ……」という育生に、「ちゃんと目的があるってこと?」と問いただし、イエスの答えが返ってくると「なら、いいわ〜」と満足げ。資産目当てもありなのか。母の愛は倫理を超える。


遺産を渡したくない、それぞれの理由


裸一貫で葬儀屋を立ち上げ、財をなした龍太郎。苦労して築き上げた財産を、娘たちにやりたくないのには理由がある。まず、長女・陽子(余貴美子)に渡すと、「ムコの恒三のものになるから」。どうやら、体よく会長職に追いやられ、会社を乗っ取られた意識もあるようだ。次女・月子(室井滋)は早くに夫を亡くしたことを気の毒に思い、息子ともども会社役員にしてが、働かずに浪費ばかりしている。さらに三女の凛子(板谷由夏)は「米国に行ってカメラマンになる!」というものの、40歳になっても目が出たというウワサを聞かない。

病院で勤務中の育生のもとを訪ねてきた龍太郎は、こう訴えた。
「家族だからやりたくないんだ。娘たちはもらうのを当たり前だと思っている。無駄に使うだろう。苦労して気付いた財産か考えもせずに、だ。しゃくにさわるじゃないか」
だから、育生に財産を渡し、世の中に役立ててほしいという。

一方、娘たちにも言い分はある。現時点では、それぞれがそれなりに裕福な暮らしをしていて、さほどお金にも困っていない。しかし、「お父さんが苦労してためたお金を、赤の他人にとられたくない」(凛子)のだ。

「1円もいりません」宣言で、10億円に大きく前進


育生の妻・楓(榮倉奈々)は新婚早々、不審な行動が多い夫にやきもき。「もっと大きな目的がある」という、母親との会話を立ち聞きしてしまったり、育生と祖父が家族に内緒で会っている現場を目撃したり。「なんで嘘つくの?」と問い詰めても、歯切れが悪い育生にドッカーン! 「私と結婚したの、なんかヘンな目的でもあるんじゃない?」とぶちキレる。

しかし、育生は河村家全員の前で「この家の財産は1円もいりません」と宣言。「あんたら、バカみたいだ。みんなカネに踊らされてるだけじゃないか」と挑発する。「出て行きなさいよ!」と金切り声で叫び出す月子に、「出て行きません」とキッパリ。「僕には河村家に大事な目的がありますから」と告げる。例の“もっと、大きなことを考えてる”っていうアレの答えが、ここでようやく明らかにされる。ジャジャーン。「楓を幸せにする、それだけです」。……なんだ、それ! いや、大きいけど、大きいけれども。ごちそうさまでした!


第3話では、いよいよ龍太郎が育生に財産を相続させるべく、本格的に動き出す。娘たちが黙って許すわけもなく、波乱必至。予告動画では、楓が「なんで、みんな育生を信じてくれないの!」「育生に謝れ!!!」と叫んでいた。育生の「実家に帰らせていただきます」宣言の真意は? 今夜9時から!
(島影真奈美)