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オンラインチケット売買仲介プラットフォーム「Ticketbis(以下、チケットビス)」を提供するチケットエクスペリエンスは11月2日、同社の保有するデータを基に、2015年海外サッカーのチケット購買を分析したレポートを発表した。

チケットビスとは、世界各国におけるスポーツ・コンサート・イベントなどのチケットを、さまざまな言語や通貨で売買できるプラットフォームで、今回発表したレポートは、2015年1〜10月における日本人ユーザーによるチケットの購買データを分析したものとなる。

○CtoC市場をも盛り上げる"プレミアリーグ"

同プラットフォームにおける海外スポーツ観戦の売上数を見ると、日本人の人気を最も集めたのは「サッカー」で、スポーツ観戦全体の8割以上を占めた。海外サッカーチケットの売上のうち、9割以上はヨーロッパのサッカーによるもの。ヨーロッパは海外旅行の人気スポットだということもあり、世界最高峰のサッカーをスタジアムで生観戦をするのが、旅行の目的になっている人も多いのではと同社は分析する。

また、日本人による欧州サッカーチケットの取引内訳を分析したところ、イングランドのプレミアリーグが全体の約4割(38.26%)を占める結果に。次いで、チャンピオンズリーグが18.26%、ドイツのブンデスリーガが16.06%となる。

これに対し同社は、「プレミアリーグの人気は長年にわたるビジネス・PR戦略の結果と言える。近年、多くのチームがプレシーズンツアーで来日し、他国リーグより精力的にPRへ取り組んでいる」ことが寄与したのではと述べる。

加えて、CtoCサービスとなるチケットビスで、日本人によるプレミアリーグのチケット取引が盛んな理由は、入手が困難であることも起因するという。プレミアリーグの人気が日本以上に高い国は、言うまでもなく現地・イングランドで、平均スタジアム収容率はリーグ全体で9割近くにのぼると言われている。

現地のシーズンチケット所有者も多く、海外から公式チケットを入手するのは決して簡単ではない。熱狂的なファンでさえ、たびたび試合観戦に行けないのが現実で、これが同プラットフォームで取引が増える大きな要因となり、今回の数字にも表れていると説明する。

売上数をチーム別に見ると、プレミアリーグやスペインの人気チームがランクイン。試合別の売上数でも、チェルシーが関わる試合がTOP5に4試合もあり、その人気の高さがうかがえる。

特筆すべきは、ドルトムントの売上数。レアル・マドリードやバルセロナを上回る数字だ。同社は、昨シーズン復帰した香川選手がその人気に影響しているのではと分析。サッカーコミュニティーサイト「433」も、ドルトムントの昨シーズン平均スタジアム収容率を驚異の100%と発表しており、チケットは全試合完売となった。これにより、チケット2次流通市場は入手困難なチケットを求める日本人の窓口となったようだ。