喫煙者でも諦めるな! 保険料が安くなる健康体料率の選び方
 ここ数年で定期保険、収入保障保険の分野では、劇的に価格破壊がすすんでいる。平均的な保険料下落もさることながら、各社が健康状態や喫煙の有無によって保険料割引を適用するリスク細分型を用意しており、該当者は圧倒的に安い保険料で加入できるようになっている。

 基本的に、死亡保険は保障内容が各社変わらないだけに、とにかく安いものを選ぶのが鉄則。そのため、某代理店営業曰く「優良体、標準体の区分は各社によってバラバラ。年齢や性別によっても安くなる商品は変わってくるので必ず複数商品の見積もりを取ってから比較検討し加入を決めるのがオススメ」とのこと。消費者は自分にとって最安値となる商品を見つける必要があるのだ。

 ただ、ここで勘違いしがちなのが、喫煙者=割高な標準の保険料という構図。実は喫煙者でも商品によっては割引を受けることができるのをご存知だろうか。

◆健康体料率の区分が細かく設定されている保険を選ぶ

 健康体の条件は各社まちまちに設定しており、必ずしも喫煙者=割引ゼロとはならない。とくに喫煙者にオススメなのは、AIG富士生命や損保ジャパンの商品。これらは保険料が割引となる健康体料率の区分が細かく分かれているため、喫煙者であっても健康であれば割安な保険料での加入が可能なのだ。

 たとえば、30歳男性の場合にAIG富士生命の「さいふにやさしい収入保障」は、非喫煙者優良体と比べると1215円ほど高いが、標準体と比べると975円安くなっており恩恵は十分に大きい。喫煙者の場合、他社では一律標準体の扱いになってしまうケースもあるので、保険料面でのメリットが大きいこの2社の見積もりは必ずみておきたい。

 なお、健康体の基準としては、血圧とBMIがよく問われる。条件はほぼ共通で、血圧は最低90mmHg未満、最高は140mmHg未満。BMIは18〜27の範囲内とする会社が多い。範囲内に収まっている人は必ずリスク細分型を選んで優良体割引で保険料を安くおさえよう。

 また最近禁煙したばかりという人は、禁煙の条件が「1年以上」という会社に注目しよう。なかには「2年以上」と長めの要件もあるが、マニュライフ生命「こだわり収入保障」と損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「家族のお守り」などは「1年以上」なので要件が緩い。健康状態に応じて、最安の健康体料率を選ぶのが、今の死亡保険の選び方なのだ。<文・図版/鳥井真治>

【鳥井真治】
マネー誌編集を経てフリーランス。(株)ペロンパワークス所属。