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LINEはこのたび、2015年7〜9月期(以下、Q3)の業績を開示した。全体の売上額は322億円で前期比16%・前年同期比35%増となったほか、基幹事業となるLINE事業単体の売上額は299億円(前期比18% / 前年同期比38%増)となった。

LINEの月間アクティブユーザー数(以下、MAU: Monthly Active User)は、グローバルで約2億1,200万人、日本・タイ・台湾・インドネシアのトップ4カ国では約1億3,700万人(2015年9月実績)となった。Q2に引き続き、急速にユーザー拡大を続けるインドネシアをはじめ、アジア地域でシェアを拡大している。

スタンプ事業においては、人気キャラクターIPを用いた公式スタンプに加え、アニメーションスタンプやサウンドスタンプが売上に貢献。ユーザーがスタンプを制作・販売することができる「LINE Creators Market」は、日本・タイ・台湾を中心にグローバルで急速に売上を伸ばしており、日本では、人気スタンプキャラクターのグッズ化と販売を行っているが、想定を超える速さで完売となるグッズもあり、盛り上がりをみせている。同社は今後も、新たな商品の開発などを進めていく考えだ。

また、ゲーム事業においては、「LINE : ディズニー ツムツム」や「LINE レンジャー」などの既存タイトルの売上が引き続き堅調に推移しているのに加え、2015年Q3にはグローバルで7タイトルを新たにリリース。7月に台湾・香港・マカオでリリースした、TVアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」を題材とする「LINE: ONE PIECE 秘寶尋航」が、台湾のApp Store 売上ランキングで1位を獲得するなど好調に推移しており、今後も展開対象国を拡大していく予定となる。

広告事業では、グローバルにおいて公式アカウント・スポンサードスタンプの広告主が引き続き順調に増加しているほか、動画視聴型インセンティブサービス「LINE フリーコインVideo」が堅調に売上を伸ばしている。企業向けAPIソリューション「LINE ビジネスコネクト」では、インテルとのソフトウェア開発者向け技術情報支援とIoT対応ソリューションの導入促進を目的とした連携や、マイクロソフトとの連携による人工知能「りんな」を活用した人工知能(AI)型のLINE公式アカウントを企業向けに提供開始したことにより、企業の公式アカウント利用における選択肢を拡大、利用を促進している。

プラットフォーム事業においては、日本とタイで展開する音楽配信サービス「LINE MUSIC」が、6月のサービス公開以降順調に成長を続け、ダウンロード数860万件(2015年10月21日時点)、MAU400万人(2015年9月末時点)を超えた。加えて、自撮り専用カメラアプリ「B612」も、アジア・中南米地域だけでなく東ヨーロッパ地域などを中心にユーザーを拡大し、世界累計1億ダウンロード(2015年10月9日時点)、MAU5,000万人と、大きく成長している。

また、日本で展開するアルバイト求人情報サービス「LINE バイト」が登録ユーザー数600万人(2015年10月時点)を記録したほか、電子コミックサービス「LINEマンガ」にて出版事業への参入を発表し、海外展開なども視野に入れたサービス拡大を検討しているという。