秋から冬にかけては抜け毛が気になる季節です。髪の毛を守るうえで適切なヘアケアは欠かせませんが、髪の毛だって体の他の部位と同じように、食事から摂った栄養素でできているのです。抜け毛を防ぐためにもバランスのいい食生活は重要です。ここでは、特に髪の毛にいい栄養素をご紹介します。

髪の毛の成分の90%はタンパク質

髪の毛の成分の90%がケラチンというタンパク質です。ケラチンは、髪だけでなく爪や皮膚の角質層にもなる成分で、18種類のアミノ酸が結合したものです。抜け毛を防ぎツヤのある髪を作るには、良質のたんぱく質を食べることが重要です。体内に取り込まれたタンパク質はアミノ酸に分解されて吸収されます。体内で合成されない必須アミノ酸は食べ物から摂るしかありません。特にケラチンは必須アミノ酸のシスチンが14〜18%も含まれているのが特徴です。摂取するタンパク質の量が足りないと、本来の髪とは違った組成になってしまいます。

育毛に役立つ栄養素をバランスよく摂取する

タンパク質以外にも、育毛にいい栄養素はいろいろあります。これらの栄養素をバランスよく摂取することで、気になる抜け毛を防ぐことができます。

【ビタミンE】

ビタミンEには血行を促進する働きがあります。血行が悪くなると毛根まで栄養が届かず抜け毛が進行してしまいます。ビタミンEを多く含むナッツ、ウナギ、サバ、イワシなどを積極的に食べましょう。

【ビタミンB2】

ビタミンB2は細胞の再生を促進する栄養素です。毛髪の成長にも関係しているので、抜け毛が気になる人はビタミンB2を摂取しましょう。レバーやウナギ、サバなどがビタミンB2を多く含む食品です。

【亜鉛】

亜鉛は新陳代謝やタンパク質の合成に欠かせないミネラルです。髪の毛の主成分であるケラチンを合成する亜鉛が不足すると、健康な髪の毛を守ることはできません。亜鉛を多く含む食品は牡蛎、肉、卵、大豆製品などですが、ビタミンCと一緒に食べることで亜鉛の吸収率はアップします。

【イソフラボン】

女性の健康にいいイメージのあるイソフラボンには、毛母細胞を活性化し毛髪の成長を促進する働きがあります。男性ホルモンの働きを抑えてホルモンバランスを調整することで抜け毛を防止する効果が期待できます。


writer:岩田かほり