▽31日に埼玉スタジアム2002で行われたナビスコカップ2015決勝の鹿島vsG大阪は、鹿島が3-0で勝利した。この結果、鹿島が史上最多となる6度目のナビスコカップ制覇を達成している。

▽現状のベストメンバーで決戦に臨んだ鹿島と、コンディション不良の岩下に代えて西野をセンターバックに起用し、クラブ史上初の大会連覇を目論むG大阪の一戦。5万人超の観衆が見守る中、キックオフ直後から鹿島がG大阪を圧倒した。

▽開始2分にボックス中央でのパス交換から遠藤康が放った決定的なシュートは枠を捉え切れなかったが、その後も出足の良い守備でG大阪にボールを渡さず、赤崎がボックス内のスペースでうまくボールを引き出して幾度も相手ゴールを襲う。10分にはファン・ソッコのインターセプトから、12分にはボックス左をえぐった赤崎の折り返しから、中村が立て続けにシュートを放つも、なかなか決めきることができない。

▽一方、鹿島の攻勢を凌いで徐々に落ち着き始めたG大阪は23分、相手CKを跳ね返して宇佐美が自陣からドリブルを開始。ボックス付近まで持ち込んだ宇佐美は左足でシュートを放つも、GK曽ヶ端の守備範囲に飛んでしまう。その後も流れを引き寄せきれないG大阪は30分、西野を下げてベンチスタートとした岩下を投入し、守備のバランスを整えにかかった。

▽攻勢を続ける鹿島は39分、遠藤康のスルーパスから丹羽の背後を取った赤崎がボックス右に侵入。GK東口をかわして角度のない位置からシュートを流し込みにかかるが、ゴールライン手前で丹羽にクリアされる。結局、攻め続けた鹿島だが、ゴールをこじ開けきれずに前半を終えた。

▽迎えた後半も鹿島のペースで始まるが、遠藤保が攻撃に絡み出したG大阪もチャンスを作り出す。49分に遠藤保の飛び出しからボックス中央のパトリックがシュートを放てば、54分には遠藤保の縦パスから倉田がダイレクトで捌き、バイタルエリアでフリーの宇佐美が右足でシュート。しかし、これは惜しくも枠の右に逸れた。

▽一方、押され始めた鹿島だったが、セットプレーのチャンスを生かして試合の均衡を破る。60分、小笠原の左CKからボックス中央にフリーで入り込んだファン・ソッコがヘディングシュート。これがゴール右に決まり、鹿島が先制点を奪った。

▽リードを許したG大阪は65分、阿部を下げて大森を投入。攻撃陣を入れ替えて反撃を目指した。対する鹿島は遠藤と中村に代えてカイオと鈴木優を両サイドハーフに送り出し、G大阪の両サイドバックの上がりを牽制しつつ追加点を狙う策に出る。72分にはボックス右からカイオが入れたグラウンダーのボールを金崎が合わせるが、ゴールラインぎりぎりでGK東口のビッグセーブに遭った。

▽その後は、倉田に代えてリンスを投入したG大阪に対し、赤崎から山村に交代して逃げ切りを図った鹿島が追加点を奪う。84分、再び小笠原の左CKをファーサイドの鈴木優が頭で折り返すと、ゴール前の金崎がゴールに押し込んだ。さらに86分、カウンターからカイオが試合を決定付ける3点目を奪う。

▽結局、このまま試合は終了。G大阪に快勝した鹿島が史上最多となる6度目のナビスコカップ制覇を達成し、国内通算17個目のタイトルを獲得した。