30日深夜放送、フジテレビ「FUJIYAMA FIGHT CLUB」において、元総合格闘家で“世界のTK”と呼ばれた高阪剛氏の現役復帰が発表された。その舞台は12月29日、31日にさいたまスーパーアリーナで開催される格闘技イベント『RIZIN FIGHTING WORLD GP 2015』になる。

現役時代は、UFCやPRIDEで活躍した高阪氏。エメリヤーエンコ・ヒョードルと2度対戦し、1度は土をつけている(2000年12月にTKO勝利)他、引退を懸けたマーク・ハント戦では格闘史に残る名勝負を繰り広げファンに感動を与えた。

引退後は自身のジム「ALLIANCE」で後進を育成。菊野克紀や渡辺悠太、鈴木槙吾といったDEEPやパンクラスのチャンピオンを輩出している。理路整然とした解説でもお馴染み、日本格闘技界が誇る重鎮中の重鎮だ。

最近では、ラグビーW杯で大躍進を果たした日本代表のスポットコーチとしてフィジカルやタックルに磨きをかけた「陰の功労者」と話題になったばかり。引退後も所属選手達やジム生達へ指導を兼ねたトレーニングは続けており、45歳の同氏は「生涯最高のコンディション」と話しているという。