AOKIの青木彰宏会長が2015年秋冬シーズン新戦略発表会に出席 「ORIHICA」をPR

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紳士服を企画販売するAOKIは、2015年秋冬シーズンの新戦略として、「20〜40代向けの商品とスタイリング」を強化し、カジュアルな要素を採り入れて評判が高まっているブランド「ORIHICA(オリヒカ)」の洗練化を図り、さらに成長を目指していくことをあきらかにした。15年10月28日に都内で開いた同社の新戦略発表会で、「ORIHICA」の店舗を今後10年で、現在の2倍以上の300店舗に拡大することなどを発表した。

10年後までに300店舗めざす 現在の2倍以上

「ORIHICA」は「Original、High、Category」の頭文字を組み合わせたもの。「独創的で、高いレベルで、違う切り口で」といった意味になる。03年に創設された。

主に20〜40代向けにメンズ、レディスを併せてビジネス、ビジネスカジュアル(ビジカジ)スタイルを提供している。フォーマル系の「AOKI」ブランドに比べて、ウイークエンド用を兼ねたカジュアルスタイルまでカバー。「郊外店」を軸としてきた「AOKI」に対し、ショッピングセンター(SC)などを中心に展開、現在145店舗がある。

15年の新戦略として「ORIHICA」を押し出すのは、ビジネスシーンの多様化にともない求められるスーツスタイルも変化しているため。「ORIHICA」では、セットアップ製品のほか、ジャケット、パンツ、シャツ、ベストなどを自由に組み合わせ、多様なコーディネートが可能だ。発表会で青木彰宏会長は「クールビズ、ウォームビズの浸透でかっちりしたスーツの着用を義務づけない企業も多くなった。そのなかで、固すぎず緩すぎない、仕事にも使えるビジカジスタイルを楽しむというニーズが、20〜40代を中心に高まっている」と述べた。

ブランドの浸透のためにまず、初の「テレビCM放映」に取り組んでいる。店舗拡大の舞台となるSCの主な客層である主婦層にも認知度・好感度が高い俳優の松坂桃李さんを起用し、「ビジネス ニ 自由ヲ」というブランドコンセプトを訴求する。10月28日から大都市圏を中心にオンエアされている。

ブランド浸透のための"二の矢"は業界初という「ポップアップショップ(期間限定の仮店舗)の出店」だ。その第一歩として、11年にオープンし、15年にも新施設が完成して注目を集めている東京都世田谷区の二子玉川ライズSCに開店。集客力の高い同SCへの出店で、ブランドの宣伝につなげる。

AOKIは、「ORIHICA」ブランドの浸透を図る一方で、その効果を生かしながら店舗数増加を図り、10年後までに300店舗を実現する計画だ。

同ブランドの15年シーズンのテーマカラーは、ベーシックなネイビーとブラック。価格帯は、セットアップスーツの場合は1万9000円〜4万5000円程度。ターゲットとする20代にも手が出しやすそうだ。