スピードスターが本領発揮、手倉森J久々ゴールのFW浅野「焦りは感じていた」

写真拡大

[練習試合 10.29 U-22日本代表候補 7-0 鳥栖]

 スピードスターが躍動した。2日前に行われた福岡大との練習試合では左ももに張りがあり、出場を見送られたFW浅野拓磨(広島)だったが、2点をリードした前半34分にピッチに送り込まれる。2トップの一角に入ると自慢の快足を飛ばして攻守に働き、1点を追加して迎えた前半アディショナルタイムにはゴールを陥れる。

 FW荒野拓馬(札幌)が相手ボールホルダーにプレッシャーを掛けてパスコースを限定すると、逆サイドから迫った浅野がボールをかっさらう。スピードに乗ったドリブルでPA内まで持ち運ぶと、距離を詰めてくるGKをあざ笑うかのようなチップキックでネットを揺らした。手倉森ジャパンにおいて、浅野のゴールは昨年12月のタイ・バングラデシュ遠征のバングラデシュ戦以来となった。

「このチームではゴールには恵まれていなくて、焦りは感じていました。結果を残さないと生き残れないと思っていたので、FWとして結果を残せたことは良かったと思います」。この1点にとどまることなく、後半40分には相手のバックパスを奪うと一気に加速して相手GKとの1対1を制し、2点目となるゴールを記録した。

 ともに相手からボールを奪っての独走からのゴールとなり、「チーム全体の守備から奪えたゴールだったと思います。奪った瞬間の攻撃は、なかなかうまくいかない部分もありましたが、今日はそこがうまくいったと思います」と手応えを語りつつも、「ただ、もっともっと点を取れたシーンもあったので、フィニッシュの精度を上げないといけません」と決して満足せず、さらなる高みを目指して歩みを続ける。

(取材・文 折戸岳彦)


●AFC U-23選手権2016特集