向井理主演の連続ドラマ「遺産争族」(テレビ朝日木曜よる9時)。10月22日放送の第1話では、向井理演じる主人公・佐藤育生が、資産家の令嬢・楓(榮倉奈々)との結婚を決意。母親に大反対されたり、楓の父親・恒三(岸部一徳)に“楓と結婚したかったらムコ入りしろ”という無理難題を突きつけられながらも、ゴールインするまでが描かれた。


ムコVS舅の闘いが始まる


貧乏な研修医・育生と、葬儀業界大手「カワムラメモリアル」の社長令嬢である楓が知り合ったのは、楓の祖父・龍太郎の病室。龍太郎の退院後、退院祝いの席で楓は家族に育生をあらためて紹介する。龍太郎は育生に命を救われたこともあり、好意的。しかし、恒三は不機嫌な態度を隠さない。

”将来は世界の医師が不足している地域で働きたい”と語る育生をなるほど、たいへんご立派なお考えですね」と皮肉たっぷりに持ち上げつつ、「医学界のトップのぼりつめるべく闘う道もおありでは?」チクリ。しかし、育生は平然と「僕は闘いません」と切り返す。

かみ合わない会話をぶった切ったのは、父親にも祖父にも溺愛されているという設定の楓。「わたしね、もう結婚なんてしないつもりだった! (中略)でも、育生と出会って、もう一度やり直したいって思ったの!!」と、うっとり一人語りでカットイン。

父親が冷たく「お引き取り願えますか」と言い放つと、「パーパー!」と甘えた声で抗議。「初めての食事は親御さんと一緒のほうがいいじゃないか」と、とってつけたような口実も「ウソぉ、許してくれるの!!! ありがとう、パパァ♪」とノーテンキに受け止める。さすがの社長令嬢なんである。


婿養子社長が娘を嫁に出したくない理由


岸部一徳演じる恒三が、娘・楓に執着するのには理由がある。龍太郎の長女・陽子と結婚するにあたって、河村家にムコ入りした恒三にとって「娘はあの家でたったひとりの肉親」であり、「最高の財産だよ。簡単には譲れない」という。

カワムラメモリアルの社長として奮闘し、会社の業績を伸ばし続けてきたにも関わらず、義妹には「お義兄さんにはしょせん、赤の他人なんだもん」と言われる悲哀。舅の龍太郎も、恒三には心を開いておらず、「閻魔さまもまだお目付役が必要だと思われたようだな。アハハハハ。おっかしい」と憎まれ口ばかり。楓は、唯一心の支え。だからこそ、”ムコ入り”を条件に掲げ、結婚話を潰そうとしたのだ。

“とらぬタヌキ”の蜜月はいつまで続くのか


一方、河村家の三姉妹は、父親が亡くなった後にもらう財産のことを考え、うっきうき。長女の陽子こそ、夫や娘の様子を気にかけているが、次女の月子(室井滋)と凛子(板谷由夏は完全に、“とらぬタヌキ”モードに突入。

「少なく見積もってもさ、10億!」
「ひとり約2億!」
「それだけもらえるなら文句なーい」
「わたしもー!」
「みっともなくケンカするのやめようね」
「もちもちもちー♪」
ノリノリだ。この蜜月がいつまで続くのか。どのタイミングから髪を振り乱して闘いはじめるのか、まるで想像がつかず恐ろしい。


育生は本当に、清貧な好青年なのか


岸本加世子演じる育生の母親・華子は、結婚に反対。しかも、しぶしぶ出かけた初顔合わせの席で、ムコ入り前提だと告げられるわ、暗に資産目当てを匂わされるわで怒り心頭。「どんだけお金があるか知らないけどね、育生は絶対ムコになんかやりませんからね!!!!」と捨てゼリフを残し、レストランを後にする。

育生は楓ら親子に「母は人の金を当てにするような人間ではありません」と静かに告げ、「ごちそうさまでした」と頭を下げると、母親の後を追う。すわ破談かと思いきや、なぜか育生は恒三のもとを訪れ、ムコ入りを決意したと告げる。一体、何を考えているのか。
予告動画では榮倉奈々が「ウソついてる人をどうやって信じればいいの?」となじり、室井滋が「出て行きなさい!」と金切声をあげていた。そして、「あんたら、馬鹿みたいだ」と冷ややかに言い放つのは、まさかの向井理? 育生の正体がますますわからなくなりつつ、今夜9時から!
(島影真奈美)