<マイナビABCチャンピオンシップ 初日◇29日◇ABCゴルフ倶楽部(7,130ヤード・パー71)>
 ゼクシオといえば2000年に登場以来、新モデルがリリースされるたびに話題を集める日本を代表するゴルフクラブブランドだが、そのイメージはどんなものだろうか。“中高年ゴルファーが愛用する”“やさしく飛ばせる”という形容詞が頭に浮かぶゴルファーも多いはずだ。プロに目を移しても2000年に片山晋呉が初代ゼクシオを駆使して賞金王を獲得したが、女子プロやシニアプロに比べて男子プロの使用率は低かった。

 だが、今月初旬に発表されたゼクシオ9は少し様子が違う。今大会で初日を4アンダーの2位タイで終えた稲森佑貴、初日スタート前にぶっつけでドライバーチェンジに踏み切った6位タイの呉阿順(中国)に加え、額賀辰徳、諸藤将次といったツアーでも屈指のハードヒッターと呼ばれる選手たちが続々新ゼクシオにスイッチしている。PGAツアーで活躍する松山英樹も実際にゼクシオ9をテストしたという。
 ドライビングディスタンス6位につける塚田陽亮もいち早くゼクシオ9にスイッチした一人。その性能を証言する。「スピン量がかなり少なくなっているし、なによりサイドスピンが少ない。ヒール目に当たっても右に行きにくくなった。振る人はそういうことがありがちだけど、諸藤が変えたのも僕の影響」。大きな投影面積とシャローなヘッドにはまだなじまないが、「構えた感じはいわゆるゼクシオだけど、ちょっとイメージが変わった。これはイケるなという感じ」。いわゆる低スピンモデルでありながらミスヒットにも強い、“叩ける”ゼクシオといったイメージか。
 70%を超える高いフェアウェイキープ率を誇る稲森は、先週の優勝争いでもゼクシオ9を握っていた。21歳のドライバー巧者は、やはり今までのゼクシオとは違った味付けに着目する。「変えるまでは左に巻き込んでいく感じでドライバーがひどかった。でも、ゼクシオ9はパーンって自然に打つとまっすぐ出てちょっと右に曲がる感じなので、思い切り捕まえにいって振れる感じ」。一般的につかまるイメージの強いゼクシオとはやはり印象が違う。
 ダンロップのプロ担当は男子プロの使用に「少し意外」としながらも、「芯を外した時に落ちないというところを評価してもらっているんだと思う」と印象を口にした。もちろんシャフトなどプロ仕様に変更している点はあるものの、今まで男子プロが手にしてこなかったゼクシオのヘッドに興味を示した事実は確かにある。5選手が使用中という今大会は、これまで「ゼクシオはまだ…」と敬遠してきた飛ばし自慢のアマチュアを振り向かせる結果となるか。
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