鳥栖戦で野津田が生き残りアピール…スーパーゴールは「狙い通り」

写真拡大

 サガン鳥栖との練習試合に出場した野津田岳人(サンフレッチェ広島)が、「狙い通り」のスーパーゴールを決めた。

 U−22日本代表候補は29日、トレーニングキャンプの総仕上げとして鳥栖との練習試合を実施した。15分にDF奈良竜樹(FC東京)のヘディングシュートで先制すると、合計7ゴールを奪うゴールラッシュを披露し、7−0の完封勝利を収めた。

 前半だけで4ゴールを奪ったU−22日本代表候補。チームメイトが次々とゴールを決める姿を見て、野津田の闘争心に火がついた。「自分が出る前にチームとして得点を重ねていたので、自分も負けずに点を取らないといけないプレッシャーを少し感じていました。『自分の良さはシュート』という原点に立ち返って、狙っていきました」。62分、前田直輝(松本山雅FC)に代わりピッチに立った野津田は、積極的な仕掛けを見せる。

 すると4分後、敵陣でパスを受けた野津田は振り向きざまに左足を一閃。約35メートルの位置から放ったロングシュートは、鮮やかな弧を描きながら相手GKの頭上を越えてネットに突き刺さった。一瞬の静寂に包まれた後、スタンドからは歓声が起こり、ゴールインを見届けた野津田もガッツポーズを繰り出して喜んだ。

 試合後、野津田は「あれは狙い通りの形だった。少し遠かったけれど、相手のGKも少し前に出てきていたので、上から落とせばいい形になるかなと。入って良かったです」と笑顔を浮かべた。また、「攻撃的な選手なので責任は感じていました。チャンスがなかったわけではないので、チームが苦しい時に点を取れない葛藤がありました。今日は決められたので、これを継続したい」と7月1日のU−22コスタリカ代表戦以来となるゴールに安堵した様子だった。

 U−22日本代表候補は、来年1月に開催されるAFC U−23選手権カタール 2016でリオ五輪の出場権獲得を目指す。最終予選のメンバー入りに向けて競争が激化しているが、「自分の武器だと思っているし、そこは他の選手には負けていない」というシュートでインパクトを残した野津田。「オリンピックは小さい頃からの夢でもあるし、出場して活躍することも自分の目標。自分にとって大きな意味を持つ大会なので、そこに出られるように頑張りたい」と生き残りへ意欲を示した。