なぜ株主優待株は株式市場の急落に強いのか? 世界同時株安でも安心して保有できる、 下落に強い株主優待株4銘柄を紹介!

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中国ショックとも言うべき世界同時株安に巻き込まれる形で8月下旬から急落を始めた日本株。ただし、株主優待株の中には相場全体の急落なんてものともしない株があった。株主優待株の下落に対する強さを解説するとともに、今発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の「桐谷さんが急落で買いまくった株主優待株&今オススメのバーゲン株主優待株」の中からオススメ4銘柄を紹介しよう。

直近4回の急落局面で優待株は日経平均に勝利、
下落しても株主優待株は株価が素早く反発する!

 年に1〜2度程度の頻度でやってくる株式市場の急落。しかし今回の急落は最近の他の下落に比べて、「少ししんどいな」と感じた人が多かったのではないだろうか。そんな人にオススメしたいのが株主優待株だ。今、ザイ編集部が、株主優待株投資をオススメする理由を説明しよう。

 まずは、株主優待株がそもそも急落に強いこと。図を見てほしい。直近2年間の日本株の急落局面をピックアップして、日経平均株価と株主優待株の下落率を比較したものだ。4回ともすべて、株主優待株の下落率のほうが低いことがわかるだろう。うち1回はプラスの時すらあった。

 ただし、今回の急落では株主優待株の中には、いったん大きく値を下げた株があることは否めない。しかし実はその後の値動きにこそ、株主優待株の強みが発揮されていた。

 図は株主優待株の代表と日経平均を比べたものだ。キーワードは「値戻りの早さ」だ。株価が底を打ってから反発するまでの時間と形を見てほしい。

 注目したいのは8月25日のローソク足の形。この日は急落2日目で、日経平均を見ると、大陰線を付けているのがわかる(陰線=市場が始まった時の株価から、値を下げて終わったことを表す。このチャートでは紺色で塗りつぶされている)。一方、株主優待株はというと、いったんは市場の動揺を反映する形で大きく値を下げたものの、その日のうちに株価は始値より高い株価まで上昇しているのだ。つまり急落2日目の8月25日に陽線を付けているものが株主優待株にはあったのだ(陽線=市場が始まった時の株価より終わった時の株価のほうが高いことを表す。このチャートでは白で塗りつぶされている)。急落で不安な中、いち早く自分の持ち株が反発してくれていれば安心だ。さらにチャートの全体の形を見ても、株主優待株はすぐに25日以前の株価水準まで値を戻しているが、日経平均はその水準よりさらに値を下げている

 もちろん、すべての銘柄がこれに当てはまるわけではないが、この傾向は顕著だ。

株主優待株が下がりづらい4つの理由と
下落に強いオススメ4銘柄とは?


 では、なぜ株主優待株は下落に強いのか。理由の1つめは、安い株価になったら買いたいと思っている人が多くいることだ。配当と同じで、株主優待株は安く買うほど利回りが高くなるので、値を下げてもすぐに買い手がつきやすい。2つめは、株主優待株はプロよりもいわゆるアマチュア投資家が多く持っている点。日中相場を見ていないからこそ、その株は投げ売る人が少なく、結果的に値下がりしづらくなる。3つめもアマチュアであるが故だが、株主優待をもらうことが目的なので、株を手放さない人が多い。プロは売買して利益を出さなければいけないが、一般の投資家は株を持ちっぱなしで配当や優待をもらい続けるという選択もありなのだ。4つめは株主優待株は小売などの企業が多いから。急落が海外要因で起きた場合に限られるが、小売企業などは海外経済の影響を受けづらいので、一時的に売られたとしても、市場に冷静さが戻れば、すぐ株価は持ち直す。

 ここまで、株主優待株が下落に強いことを説明してきたが、最後に下落に強いおすすめの株主優待株4銘柄を紹介しよう。 エバラ(2819)、キタムラ(2719)、壱番屋(7630)、大戸屋(2705)だ。それぞれの銘柄のチャートを見てもらえれば、その強さがわかるはずだ。各銘柄の株主優待内容や割安度などを吟味しつつ選んでみてはいかがだろうか。

 ところで、今発売中のダイヤモンド・ザイ12月号には、今回紹介したような下落に強い株主優待株が多数載っている。また、お馴染みの桐谷さんが、8月の下落以降に買いまくった株主優待株の完全レポートも。さらに、最高26年の連続増配年数ランキング、最高5.23%の高配当利回りランキング、なんと50%超の高ROEランキングなど「年内に買え!反撃日本株8大ランキング」も注目。10万円株も95銘柄がランクインしている。このほか「1億円で安心老後&不動産・株・投信で最高20億の6人のワザ」も。元スッチーの美人主婦のコインパーキングで月収80万の成功術も大公開。ダイヤモンド・ザイ12月号も、ぜひ読んでみてほしい。